【亀山】観光客らに甲冑を着て楽しんでもらおうと、三重県亀山市関町中町の重要伝統的建造物群保存地区「関宿」街道沿いに住む甲冑(かっちゅう)収集家、橋爪市太郎さん(79)は4日、自宅で「甲冑着用体験」を開いた。5日まで。午前10時―午後3時。大人用500円。子ども用300円。

 橋爪さんは、子どもの頃から甲冑に興味を持ち、収集した甲冑を観光客らに体感してほしいと体験を企画。毎年、5月の連休に合わせて開いている。

 この日観光客らは、重さ約30キロの本物の兜(かぶと)と鎧(よろい)を身に着け、腰に模造の刀を差して戦国武将の気分を楽しんだ。

 静岡県焼津市から観光で関宿を訪れた50代の母親と中学1年生の男の子の親子は、2人そろって「重い」といい、母親は「昔の人は、こんな重い甲冑を身に着けて戦っていたんですね。いい旅の思い出になった」と話していた。

 問い合わせは橋爪さん=電話0595(96)0030=へ。