一見勝之知事は20日の定例記者会見で、みえ応援ポケモンの「ミジュマル」をイメージした客室「ミジュマルルーム」が鳥羽国際ホテル(鳥羽市鳥羽1丁目)に完成したと発表した。

 県によると、客室は伊勢湾を一望できるスイートルーム。青色を基調とし、御糸織(みいとおり)のクッションや四日市萬古焼の急須、尾鷲ヒノキのコースターといった備品などにミジュマルをあしらった。

 県とポケモン(本社・東京都)が令和3年に結んだ包括連携協定に基づく取り組み。ホテルが今年で開業60周年を迎えたことなどを機に、運営する伊勢志摩リゾートマネジメントが手がけた。

 同社は「NEMU RESORT」(志摩市浜島町迫子)にも、3月からミジュマルをイメージした客室を設けている。ミジュマルのファンや家族連れを中心に好評を得ているという。

 一見知事は会見で「ミジュマルは集客効果が高い。多くの人に(ホテルを)訪れてもらいたい」と強調。ミジュマルを起用する効果は「今後、頃合いを見て測定したい」と語った。

 23日の宿泊分から供用を始める。2人1泊(2食付き)で、1人あたり3万4320円から。予約などの問い合わせは鳥羽国際ホテル=電話0599(26)4121=へ。