派遣社員向けポータルサイト『派遣ガールズ』を運営するAgoora(東京都杉並区)は2月24日、「【2021年】派遣社員の実情調査」の集計結果を発表した。

 同調査は派遣社員の実態や不安を調べ、将来の派遣社員の地位向上につながるデータを抽出することが目的。対象は現役の派遣社員と派遣社員経験のある20〜50代の計150人で、2月17日〜19日に実施された。

●派遣切りにあったことはありますか?

 「派遣切りの経験の有無」についての調査では、33%が「派遣切りに遭ったことある」と回答。3人に1人が派遣切りと隣り合わせであることが明らかになった。

●派遣社員としての働き方が不安、不満な理由は?

 別の設問で「派遣社員としての働き方に何らかの不安、不満がある」と回答した人に理由を聞いたところ、一番多かったのは「将来が不安(84.54%)」という回答だった。次点で「次の仕事が見つからない(31.96%)」「次回の契約が更新されるか不安(23.71%)」という回答もみられた。

●派遣切りには新型コロナウイルスが関係しているか?

 派遣切りの経験がある人に新型コロナウイルスとの関係を聞いたところ、38%の人が「自身の派遣切りに新型コロナウイルスが関係している」と回答した。新型コロナウイルスの影響により売上や仕事が減少し、そのまま派遣切りにつながった人が多く見られた。

 新型コロナウイルス以外の理由としては「コロナと関係なく部署自体がなくなった」「コンサルティング会社からの指示で切ると説明された」などの回答が集まった。

●現在受け取っている給料は?

 現在の給料で一番多かったのは10万円未満という回答。この中には、週2〜3回の勤務や短時間勤務、平均給与が低い地方で働く人も含まれている。

 次に多かったのは10万円〜20万円という回答。週5日のフルタイム勤務をしている人の多くはここに含まれている。なお「派遣切りに遭う前は派遣社員だった」という人が受け取っている失業保険の金額は10万円〜15万円が多かった。

●テレワークを行う日はあるか?

 テレワークについての調査では、現在派遣社員でテレワークを導入しているのはわずか14.67%という結果に。正社員のテレワーク導入率が約25%といわれているのに対し、約10%低い数値となった。

●派遣社員として働いている年数は?

 派遣社員として働いている期間で多かったのは1年以上〜3年未満という回答(28.67%)。半数以上は5年未満だが、10年以上続けている人も20.67%いた。

●派遣社員の不満の声

 派遣会社への不満や要望の声を任意で回答してもらったところ、下記のような声が集まった。

・契約が更新されない時は、早めに次の職場を探せるように援助してほしい

・派遣社員も正社員同様、テレワークをさせてもらいたい

・出退勤を電話連絡ではなくネット上でできるようにしてほしい

出典元:派遣ガールズ