2022年卒の大学生が就きたい仕事は何か。法人向け与信管理サービスを提供するリスクモンスター(東京都中央区)が「就職したい企業・業種ランキング」を発表した。結果は3年連続で1位「地方公務員」、2位「国家公務員」、3位「グーグル」となった。

 22年3月卒業予定の大学生に就職したい企業や業種を聞いたところ、1位は地方公務員(23.8%)、2位は国家公務員(14.6%)だった。国家公務員と地方公務員を合わせると38.4%となり、今も多くの学生が公務員の仕事に関心を持っていることが分かった。しかし前回調査(20年2月発表)の43.5%と比較すると、5.1ポイント低下した。

 民間企業で最もランキングが高かったのは全体3位のグーグル(7.6%)で、以下4位「明治」(6.6%)、5位「アマゾン」(6.0%)、6位「味の素」(5.4%)、7位「日本赤十字社」(5.2%)、8位「森永乳業」(4.6%)と続いた。

 それぞれの企業や業種を選択した理由については、地方公務員が「収入が安定しているから」「地元に貢献したい」、国家公務員は「安定しているから」「国に貢献したい」、グーグルは「収入が多そうだから」「知名度が高いから」といった回答だった。

 トップ20を業界別にみると、飲食料品製造業が6社(明治、味の素、森永乳業、日清食品、山崎製パン、サントリー)と最も多かった。次いでIT関連が3社(グーグル、アマゾン、LINE)、医療関連が2社(日本赤十字社、大塚製薬)と続いた。

 文系・理系別のランキングでは、文理ともに1位が地方公務員、2位が国家公務員だった。なお文系では出版社(集英社、講談社)やサービス業(オリエンタルランド)といった趣味性の高い業種の人気が高く、理系では電気機器製造業(パナソニック、日立製作所、ソニー、シャープ)、医療関連(日本赤十字社、大塚製薬、武田製薬、アステラス製薬)といった専門知識を生かせる業種の人気が高かった。

 さらに就職先を選ぶ際の情報収集手段を聞いたところ、1位「企業のWebサイト・パンフレット」(全体の66.0%)が最も多く、2位「上記以外のインターネット情報」(27.0%)、3位「SNS」(23.0%)、4位「友人・知人」(22.4%)と続いた。1〜3位の回答から、就職活動に関する情報はインターネット情報を個人で入手する形が主流になっていることがうかがえた。

 どのように就職先を選び、決めたかという質問では「親の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」(全体の40.8%)、「自分の意向のみで決める」(34.4%)という回答が多かった。

 最後に就職活動を開始した時期を聞いたところ、大学4年生(全体の33.6%)が最も多く、大学3年生の1〜3月(14.2%)と続いた。また内々定を取得している企業が1社以上ある、と回答した学生は大学2年生(36.8%)から就職活動を開始した学生が最も多かった。

 調査は1月19日〜2月1日にインターネットで実施。調査対象企業は、各業界の大手企業・組織200社を抽出した。22年3月卒業予定の大学3年生500人が回答した。