グリーは5月10日、ゲーム会社Supercellに対して米国連邦裁判所で提起していた訴訟で陪審員による評決があったと発表した。陪審員はSupercellによる特許の故意侵害を認め、損害賠償金9210万ドル(約100億円)の支払いを命じた。

 グリーは2019年6月24日と9月16日に、Supercellが米国で配信・運営するゲーム3件について、特許権6件を侵害しているとして、テキサス州東部地区連邦裁判所マーシャル支部に対して計3件の損害賠償請求訴訟を提起。同法廷の陪審員は21年5月7日(現地時間)、同3件について特許侵害を認めた。今後、裁判長が評決内容を元に正式に判決を下す。その際に正式な賠償金額は評決額から増減する可能性があるという。

 グリーは19年2月以降、Supercellに対して特許訴訟を計7件連邦裁判所に申し立てを行い、20年9月に2件についてSupercellへ850万ドル(約9億2500万円)の支払いが命じられている。今回3件の評決が出たことで、残りの係争中案件は2つとなった。

 同特許訴訟は、Supercellの人気アプリ「クラッシュ・オブ・クラン」や「クラッシュ・ロワイヤル」などがグリーの特許を侵害したというもので、16年から両社間で話し合いが行われていた。17年に東京地裁に提起した訴訟は19年2月に和解が成立し、米国に舞台を移していた。