20代専門転職サイトを運営する学情(東京都中央区)は、20代の「UIターン・地方での転職」の希望についてアンケート調査を実施した。「UIターンや地方での転職」を希望する20代は41.7%と、2020年4月の調査と比較すると5.6ポイントも増加したことが分かった。

 「都道府県をまたぐ移動が制限されると、地元の両親にもなかなか会えないことを、身をもって実感した。家族の近くに住みたい」という声や、「オンラインでできることが、この1年で大きく増えた。必ずしも都市部で暮らす必要はないと思った」などの声が聞かれた。

 また「新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、より地方での転職を希望するようになった」や、「どちらかというと地方での転職を希望するようになった」と回答した20代が38.2%に上った。約4割の20代が、新型コロナの感染拡大を受けて、「地方での転職」に積極的になっていることが分かる結果となった。

 「地方での転職に慎重になった」「どちらかというと地方での転職に慎重になった」と答えたのは12.1%にとどまり、「地方での転職を希望するようになった」が「慎重になった」を26.1ポイントも上回った。

●「UIターンや地方での転職」を希望する理由

 「UIターンや地方での転職」を希望する理由は、「必ずしも都市部に住んでいる必要を感じなくなったから」が37.8%で最多。次いで「地元に帰りたいから」が34.4%、「テレワークで場所を選ばずに仕事ができることが分かったから」が30.0%と続いた。「外出の機会が減っているので、都市部に住むことにメリットを感じにくくなった。都市部へのアクセスが良ければ、地方での転職も視野に入れたい」という声や、「家族との時間を大切にしたいと思うようになった」などの意見があった。

 住む場所・働き方の希望については、「都市部に住み、出社とテレワークを組み合わせて仕事をしたい」が33.0%で最多。次いで「都市部に住み、都市部の企業に出社したい」が19.4%、「地方に住み、出社とテレワークを組み合わせて仕事をしたい」が14.3%と続いた。

 住む場所の希望については、「都市部に住みたい」人が59.1%、「地方に住みたい」人が33.5%となった。「住む場所を限定せず、テレワークで仕事をしたい」という回答は7.4%であった。「出社とテレワークでを組み合わせて働くのであれば、郊外に住むことも検討したい」や、「自宅で仕事をするのであれば、地方で暮らすことも視野に入れたい」などの声が寄せられ、「働き方」の変化が「住む場所」への希望にも変化をもたらしていると学情は分析している。

 今回の調査は、学情が運営する20代専門転職サイト「Re就活」への来訪者を対象にインターネット上で実施した。調査期間は4月16〜30日で、有効回答数は438人。