タイ人向け日本旅行情報メディア「Chill Chill Japan」を運営する「アジア・インタラクション・サポート」(名古屋市) は、日本に関心のあるタイ人に訪日旅行に関する意向調査を実施。「訪日タイ人の人気観光地ランキング2021」を発表した。

●タイ人に人気の観光スポットランキング

 タイ人に人気の観光スポットランキング1位は4年連続で「富士山」、2位は「東京ディズニーリゾート」だった。今回得票した観光スポットは全419カ所で、うち249カ所は今年新たに得票した。3年連続2位だった白川郷が3位となるなど、上位のシェアが分散化され、行きたい観光スポットがより広がった結果となった。昨年20位だった「東京スカイツリー」が10位へとランクアップし、「銀山温泉」「松本城」「ファーム富田」「元乃隅神社」「海遊館」「厳島神社」なども大幅に順位を上げた。

 同社は「今回の調査における観光スポットランキングの上位には、自然・四季、世界遺産、大都市、伝統的な日本などをイメージさせるスポットが並び、タイ人の期待が読み取れる。新規のスポットでは、昨年末オープンした「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が多くの得票を得ており、コロナ禍においてもタイ人の訪日観光への情報感度が高いことが見てとれる」と指摘した。

●タイ人に人気の観光地名ランキング

 タイ人に人気の観光地名ランキングの1位は昨年に引き続き、「大阪」だった。「京都」「富士山」「舞浜」など有名観光スポットを有する地域が上位を維持し、「秋葉原」「富良野」「松本」などが大幅にランクアップ。その他、「福岡」「名古屋」「仙台」などは地名での得票が多く、タイ人の間で行きたい観光エリアとして認知されていることがうかがえる。

 同社は「観光地名ランキングではプロモーションの成果で新たにランクインした自治体もみられ、昨年度タイ人向けのオンラインツアーやプロモーションを実施した『岡崎』『蒲郡』は、その際に紹介したスポットの得票を含めて大幅にランクアップしている」とコメントした。

●タイ人に人気の都道府県ランキング

 タイ人に人気の都道府県ランキングでは、東京が初めて1位を獲得した。トップ10の顔ぶれに変化はないものの、12位の「愛知」や13位の「広島」、同13位の「兵庫」などは堅実に得票が伸びている。さらに今年は「銀山温泉」での得票が伸びた「山形」や、「元乃隅神社」や「錦帯橋」で認知を向上させた「山口」が大幅にランクアップするなど、人気の観光スポットの得票を反映して順位に変化が見られた。

 同社は「観光地名ランキングと同様、都道府県ランキングにおいても昨年度、タイ現地イベントへの出展などPRを積極的に行なった『山口』ではその効果が反映されている」と分析した。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年のタイ人観光客は激減。しかし同社は19年には131万人のタイ人観光客が日本を訪れたこと、今回の調査でも回答者の72%が訪日経験があることを踏まえ、新型コロナウイルス収束後も旅行需要が回復すれば、日本へ旅行するタイ人の増加傾向は継続されるものと推測している。

 今回の調査は2月8日〜3月15日にインターネットにて実施。日本旅行に関心を持つタイ人、2300人が回答した。