大東建託は、三重県に住む成人男女が対象の居住満足度調査を行い、その結果を発表した。それによると、「住みここち(自治体)ランキング」は昨年3位だった「三重郡朝日町」だった。

 1位の朝日町は、三重県内で最も小さい自治体。住宅地開発により多くの子育て世代が移り住んでおり、国道1号線沿いには多くの商業施設が立ち並ぶなど、今も発展を続けている。JRや近鉄を利用できる2つの駅を有し、さらに伊勢湾岸自動車道I.C(インターチェンジ)もあるため交通利便性も高い。

 住居者からは「近くにイオンが2軒もあり、買い物に便利。あまり渋滞にもならないので良い。静かで、駅にも近い」(56歳男性)、「名古屋まで電車で30分と近い」(45歳女性)といった声が寄せられた。

 2位は昨年1位だった「度会郡玉城町」がランクイン。玉城町は伊勢神宮のある伊勢市と隣接し、世界遺産熊野古道「出立の地」として栄えてきた。伊勢市へは車で5分、三重県の県庁所在地である津市へも車で30分ほどで行ける。さらに、大阪・名古屋へのアクセスも良好であることから、人口減少の少ない町として今も発展を続けている。

 住居者からは「福利厚生など充実している。静かな田舎の町なので、ゆったりと住みやすい。自分の毎日の生活リズムにあっている。生涯学習が充実している」(63歳女性)、「保育所が抽選ではなく、入所できる。治安が良い。自然が多く、子育てには良い環境」(42歳女性)というコメントがあった。

 3位は昨年2位の「員弁郡東員町」だった。東員町は三重県の北部にある町で、主要産業は都市近郊型の農業。駅周辺には商業施設があり買い物には便利で、名古屋市など都市部へのアクセスにも恵まれている。町として「16年一貫教育プラン」を掲げ、教科書だけに頼らない独自の教育に取り組んでいる。

 住居者からは「名古屋から近く、割とどこに行くにしても車であれば近い。程よい田舎であり、人もそこまで多くなく、穏やかに過ごせる」(21歳女性)、「地域の人は、温かい人が多い。街になじみやすく、過ごしやすい」(43歳女性)といった声があった。

●住みたい街ランキングは?

 住みたい街ランキングの1位は「四日市市」、2位は「津市」、3位は「名古屋市千種区」だった。2021年に、ランキング集計対象を東海全体に拡大したため、3位と4位には名古屋市内の千種区と中村区がランクインした。

 一方で「住みたい街が特にない」(56.9%)、「今住んでいる街に住み続けたい」(19.9%)と、回答者の76.8%が今住んでいる街を評価していることが分かった。

 今回の調査は、19〜21年における累計6925人の回答を「住みここち」として集計した。また、住みたい街ランキングは21年調査における2635人の回答を集計した。