大手コンビニ3社のクリスマス商戦が本格的にスタートする。コロナ禍で“おうち時間”を充実させたいと考える消費者が増えたことに対応したラインアップを打ち出している。

●クリスマス市場最大規模のラインアップ

 ファミリーマートは、9月18日から早期予約を受け付ける。対象商品を予約すると、安く購入できるようにした。同社では、2019年度からクリスマスケーキやおせち料理といった季節商品の予約販売を強化し、廃棄削減を目指している。

 ファミマは、「ディズニー」や「すみっコぐらし」などとの限定コラボケーキ、専門店監修のケーキ、オリジナルのショコラ・ミルフィーユといったクリスマスケーキ全22種類をそろえた。

 ケーキに加えて、チキン、オードブル、ピザといった商品を「クリスマス史上最大規模でラインアップした」(ファミマ)としている。

●巣ごもり需要でケーキの売り上げが伸長

 ローソンは、GODIVAとコラボした初のクリスマスケーキ「Uchi Cafe×GODIVAノエルショコラ 4号」(4950円)や、世界的パティシエ青木定治氏が初めて監修した「Uchi Cafe×サダハル・アオキ Pere Noel a Paris(ペール ノエル ア パリ) 4号」(5200円)などを用意。31種類のクリスマスケーキの予約受付を9月14日からスタートしている。

 同社によると、20年のクリスマスケーキの売り上げは、19年比で約1割伸長。コロナ禍の巣ごもり需要が背景にあると分析している。そこで、「今後もご自宅でのイベントをより楽しめる商品の開発・発売を進める」としている。

●セブンは商品数を追加

 セブン‐イレブン・ジャパンは、「身近なセブン‐イレブンでそろう! 簡単で豪華なおうち時間」をテーマに掲げる。外出自粛の影響で、価値ある商品を自宅で楽しもうとする消費者が増えたと分析。こうしたニーズに対応するため、昨年と比べて有名店監修ケーキを3品、パーティーメニュー4品を追加した計50品を用意した。予約は9月20日から受け付ける。

 有名店監修のケーキとしては、「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ 徳永純司監修 モンブランノエル」(3996円)や、ピスタチオケーキの「ガトー ド ノエル ア ラ ピスターシュ」(4298円)などを用意した。

 パーティーメニューとしては、「クリスマスサンドイッチセット」(1198円)や、「炭火焼和牛ローストビーフ」(2160円)などを販売する。

 コロナ禍の影響で、自宅から遠くにあるショッピングモールやデパートにわざわざ出かけて商品を購入する人が減っている。また、テレワークが普及しているため、職場から帰宅する途中でクリスマスケーキを購入するケースも例年より少なくなることが予想される。自宅から身近な場所で食料品などを購入する消費者が増えている中、コンビニはコロナ禍独自のニーズに対応できるか。