求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、フリーターから資格を生かして就職した人を対象に「就職活動で役立った資格に関する意識調査」を実施した。フリーターからの就職に役立った資格1位は「簿記」(25人)だった。

 2位は「医療事務」と「介護職員初任者研修」(12人)、4位は「調理師免許」と「MOS」(10人)だった。

 1位の「簿記」と答えた人からは、「経理職の応募資格で『実務経験がなくても2級を取得していれば可』という企業が多かったから」(就職時29歳女性)、「会計事務所の求人に応募するための必須資格だったから」(同41歳男性)という声が寄せられた。簿記2級以上という条件をつけている会社もあるが、「3級でも有利になった」という回答も聞かれた。

 2位の「医療事務」と答えた人からは、「受付事務だけではなく、請求事務もできる人を募集していたから」(同27歳女性)、「求人募集の必須資格だったから」(同36歳女性)という声が聞かれた。「経験者優遇の求人が多いなか、未経験からの応募だったので資格は必須と思い取得した」という体験談もあった。

 同じく2位の「介護職員初任者研修」と答えた人からは、「持っていればある程度専門性があると思ってもらえるから」(同20歳女性)、「(資格を)持っている人の優先採用だったから」(同33歳男性)というコメントが寄せられた。介護関係の資格では「ケアマネージャー(介護支援専門員)」「介護職員実務者研修」を挙げた人もいた。

●資格を取るための勉強方法は?

 資格取得のための勉強方法を聞いたところ、1位は「独学」(74人)、2位は「資格・語学スクール」(38人)、3位は「専門学校」(23人)だった。

 1位の「独学」と答えた人は、「試験の難易度的に独学で大丈夫だと思ったから」(同26歳女性、危険物取扱者)、「仕事をしながらスクールに通うことが難しかったので、独学で勉強した」(同29歳女性、簿記2級)、「その時はお金がなかったため」(同32歳男性、行政書士)などの声が聞かれた。独学の具体的な方法として「過去問を解く」「書店で参考書を購入」という回答があった。

 2位の「資格・語学スクール」と答えた人からは、「短期集中で資格を取得したかったから」(同26歳男性、簿記2級)、「独学では難しいと思ったし、スクールに通えば卒業後の就職につながると思ったから」(同27歳女性、ディスプレイコーディネーター)などの声があった。「ひとりだとモチベーションが続かないから」という人もいた。

 3位の「専門学校」と答えた人からは、「学校へ行かないと取れない資格だった」(同21歳女性、歯科衛生士)、「働きながらでも専門学校へ通学できたから」(同32歳男性、柔道整復師)などの声が聞かれた。

 今回の調査は、フリーターから資格を生かして就職した経験がある人を対象に、インターネットで行った。期間は21年10月7〜28日、有効回答数は212人(女性118人/男性94人)。