バンダイ キャンディ事業部は5月19日、ビスケットやクッキーなどの製菓を手掛けるギンビス(東京都中央区)との共同企画で、「食べられるマスコット」を略したキャラクター和菓子ブランド「食べマス」から、「たべっ子どうぶつ」とのコラボ商品を発売すると発表した。人気キャラクターを組み合わせることで、和菓子の魅力を若い世代に発信していく。5月24日から全国のファミリーマートで販売開始。

 食べマスは、餡や砂糖、餅粉などを練った生地で形作られた和菓子の「練り切り」を用いて、キャラクターの特徴を表現している。和菓子にフォーカスした理由について広報担当者は、「ユネスコ無形文化遺産にも登録された和菓子という文化を、若者世代や世界に発信することを目指しています。バンダイが長年培ってきたフィギュア造形ノウハウと組み合わせることで、魅力的な商品づくり、食体験の演出が実現できると考えました」と話す。

 今回はギンビスが発売しているビスケット菓子「たべっ子どうぶつ」のキャラクターとコラボした。「食べマス たべっ子どうぶつ らいおんくん・かばさん」(398円)は、「らいおんくん」「かばさん」を2個セットにして、練り切りならではの色使いとぽってりとした見た目を表現した。

 中身の餡(あんこ)は、「らいおんくん」はあんバター味、「かばさん」はたべっ子どうぶつのビスケットの甘い香りをイメージしたバタースカッチ風味で、食べ応えのある味に仕上げた。

●コロナ禍で売れ行きは好調に推移

 同社は2015年4月に「食べマス 妖怪ウォッチ」(オープン価格)のテスト販売を開始した。好評を受けて16年4月に「食べマス リラックマ」(389円)を発売。それ以降「鬼滅の刃」「名探偵コナン」「ディズニー」など、人気の高いキャラクターと数多くコラボレーションしてきた。

 発売以降、キャラクターを細部まで全て食べられること、練りきり仕様の特徴的なデフォルメ、本格的な味などが評価されてきたという。

 広報担当者によると、コロナ禍に入り売れ行きはさらに好調だという。「近年キャラクターのカフェが流行っていることもあるように、『食』にキャラクターの世界観を求めるお客さまが増えていると考えています。新型コロナウイルスが流行ってからは、おうち時間を充実させたい消費者が増えており、いつものおやつにもちょっとしたエンタメ性を求めるお客さまが増えているように感じています」とコメントした。