丸井グループは5月27日、東京都渋谷区の商業施設「渋谷マルイ」を8月28日で一時休業し、建て替え工事を行うと発表した。26年度に、木造商業施設としての開業を予定している。

 渋谷マルイは1971年の開店以来、同社のフラッグシップ的な存在として約50年営業を続けてきた。80年代〜2000年前半には、トレンドファッションを提供する存在として展開し、近年では、お客のニーズにあわせてアニメイベントなども開催してきた。

 今回の建て替えの背景として同社は「今後もさまざまなニーズに対応していくための土台づくり」と説明。建て替え後は、「将来世代の未来を共に創る」取り組みを象徴する店舗を目指す。出店企業も、サステナビリティを意識した環境負荷軽減や社会貢献に取り組む取引先に特化し、新しい体験を提供するとしている。

 新しい施設は、構造の約60%に木材を使用した「本格的木造商業施設」を計画。同社によると、従来の鉄骨造で建て替えた場合と比較し、約2000トンの二酸化炭素排出量を削減できる見込みという。

 建物のデザインは日本の伝統的な建築技術に着目し、天然素材や太陽光の活用など、自然由来のエネルギーを効率的に利用する。開店後も再生可能エネルギー由来の電力を使用するなど、最高水準の持続可能技術を採用し、よりサステナブルな施設を目指す。

 新店は、地下2〜地上9階を予定。売場面積は2800平方メートル。新店舗の詳細は決定次第、発表するとしている。