「1分1ラウンド」で最強を決める総合格闘技エンターテインメント「Breaking Down(ブレイキングダウン)」を運営するBreaking Down(東京都渋谷区)は、オリジナルライブ配信プラットフォーム「Breaking Down LIVE」の提供を開始した。独自の配信サービスを展開していくことで、格闘技の面白さをアピールする狙い。

 Breaking Down LIVEは、命を賭けた「1分間の闘い」を高画質・高音質で視聴者に提供するライブ配信プラットフォームだ。視聴者が「もうひとりの審判」として試合の判定に参加できるよう、試合投票機能を導入した。

 また、配信中はギフト機能や応援コードを入力することによって、選手を応援できるようにしている。さらに、Breaking Down LIVEでしか視聴できない限定動画も配信していく。

 同社は7月17日に大会の開催を予定しており、冠協賛はSNSエンターテイメント(東京都中央区)が運営するスマホゲーム「喧嘩道 -全國不良番付-」とし、大会名は「喧嘩道 presents Breaking Down5」とした。

 同大会の観戦チケットは、オフライン観戦チケットと、オンラインでライブ視聴できるPPV(有料コンテンツに料金を支払って視聴するシステム)チケットを用意している。オフライン観戦チケットは、限定数十席を用意。価格は20万円に設定した。

 ライブ視聴チケットは、「Breaking Down LIVE」と「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で販売する。前売りチケットは、2800円(ABEMA内で購入、使用できるサービス内通貨「ABEMAコイン」では2330コイン相当)、当日チケットは3300円(2750コイン相当)に設定した。

 また、6月4日に実施した「Breaking Down」に出場する選手を選ぶオーディションの模様を全4回に分けて、Breaking Downスペシャルアドバイザー朝倉未来さんのYoutubeチャンネルで配信していくという。

●PPVの可能性 興行結果に注目

 格闘技ビジネスではPPVでの興行の可能性が、あらためて見直されている。6月19日に東京ドームで開催した、那須川天心選手と武尊選手の“世紀の一戦”をはじめとした「Yogibo presents THE MATCH 2022」では、「50万人以上がPPVを購入した(サイバーエージェントの藤井琢倫執行役員)」と発表されている。この大会は格闘技のみならず、歴史に残る興行となった。

 同大会では、ABEMAがPPVの一般チケットを5500円に設定しており、単純計算すれば25億円以上の売り上げがあったことになる。また、会場チケット「VVIP 1列席」(300万円)は早々に完売し、大きな話題となった。観客動員数は5万6339人で、チケット売り上げは20億円にのぼっているとみられることから、総合的な経済効果は約50億円ともいわれている。

 そんな中、Breaking Downは今回のBreaking Down LIVEを始めた。前回の「Breaking Down 4」では、関連動画の総再生数は2200万回を超えたことから、今回のライブ配信プラットフォームが、どこまで売り上げを伸ばせるか注目だ。