自宅の居間やリビングにおけるエアコン冷房の設定温度を尋ねたところ、最も多かった回答は「27度」(32%)――そんな調査結果を花王が発表した。

 2位は「28度以上」(24%)、3位は「26度」(23%)という結果に。25度以下という回答は全体の2割弱だった。同社はこの結果について、「2005年から始まったクールビズでは『職場の室温28度』が推奨されている。家庭では住宅構造や外気温の影響も大きいため、エアコン冷房の設定温度は26〜28度が一つの目安とされている。20年は新型コロナウイルスの流行で、リモートワークや学校のリモート学習などもあり、おうち時間が増えて節電が意識されたといった影響が考えられる」と分析している。

 エアコン冷房設定温度と、その理由を聞いた。すると、設定温度が高くなると「節電」を意識する人が増えた。一方、設定温度が低くなるほど「汗をかかない」と回答する人の割合が増えた。同社は、「リビング冷房の設定温度は、女性としては『節電』『自分の要望』『子どもの健康』のために高めにしたいが、子どもや男性側の『家族の要望』で低めに設定している可能性が推察される」とコメントした。

 冷房設定温度別の体感を男女で比べた。すると、どの設定温度においても、「涼しい」と感じている割合は、男性より女性のほうが多かった。一方、「暑い」と感じている割合は、どの設定温度でも、女性より男性のほうが多い傾向が見られた。調査対象者からは「夫と子どもは暑がりで、私は冷え性でエアコンが苦手。夫は扇風機1台を自分用に使い、私は足首に薄手のレッグウォーマーを愛用している」(36歳女性)、「家族の一人ひとりの快適温度が違うので、誰かに合わせざるを得ないのが困りごとだ」(52歳男性)といった声が寄せられた。

 値上げされると家計に最も影響があると思うものを、首都圏在住の20〜60代の既婚女性に聞いた。すると、「電気料金・ガス料金」(74%)が最多で、「ティッシュペーパー」(47%)、「ガソリン」(45%)、「食用油」(39%)と続いた。

 今回の発表は、2つの調査結果に基づいている。

 1つ目の「自宅リビングのエアコン利用と足元事情について」は、20年8〜9月にインターネット上で実施した。調査対象者は、同社が運営する生活者研究のWebサイト「くらしの研究」の読者1万2469人。

 2つ目は「生活者定点調査」で、22年5月にインターネット上で実施。首都圏在住の20〜60代の既婚女性500人から回答を得た。