●仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 大東建託は、四国(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)の居住者を対象に、居住満足度調査を行った。「住みここちランキング」1位は前年4位の「愛媛県松山市」、2位は前年1位の「徳島県石井町」、3位は前年2位の「香川県宇多津町」と、上位の中で入れ替わりが見られた。

●1位は「愛媛県松山市」

 1位となった「愛媛県松山市」は、県中部に位置する県庁所在地で、人口は約50万人と四国地方で最大の人口を擁している。松山城を中心に発展してきた旧城下町で、日本最古の道後温泉があることで知られる。自治体担当者は、「田舎のおだやかさもあれば、都会の便利さもある。文化や歴史の楽しみもあれば、海や島の楽しみもある。あったかい温泉もあれば、あったかい人間味もある。松山は何かひとつだけがすごいのではなく、いろんな良さが絶妙に、程よく混ざりあう街」だと指摘する。

 市民からは、「市内で一番の文教地区で若者が多く活気がありつつ昔からの静かな住宅街もあり病院も多い。また全国的に有名な温泉もあり賑わっている。緑も多くウォーキングや散策が楽しい」「デパートやショッピングモール、スーパーもたくさんあり買い物には便利。公共交通機関が今一つだが、自家用車があれば不便はない。空港も市内から車で20分程度のところにあり非常に便利」といった声が寄せられた。

 2位には「徳島県石井町」がランクインした。徳島市の西に隣接し、四国山地と吉野川との間に開け自然に恵まれている。農業が盛んな一方、近年は徳島市のベッドタウンとして開発が進み、大型ショッピング施設をはじめ多くの小売店などが進出しているという。

 3位は「香川県宇多津町」だった。瀬戸内海に面した県のほぼ中央に位置している。臨海部は塩田の跡地を開拓して生まれた街で、現在も高さ158mの「ゴールドタワー」などの観光・商業施設や中・高層マンションの建設が進展している。商業施設や公園、公共施設などがまとまった範囲にあり生活しやすい環境が整っており、子育て支援に力を入れていて、全国的に見ても出生率が高く、若い世代に選ばれている街である。

●22年の「住みたい街ランキング」は?

 22年の「住みたい街ランキング」は、昨年は四国の自治体のみを対象として集計したが、今年は全国の自治体を対象とした。上位は変動なく、1位は3年連続で「愛媛県松山市」、2位は今回新たにランクインした「東京23区」、3位は「香川県高松市」だった。

 一方で「住みたい街が特にない」(55.1%)、「今住んでいる街に住み続けたい」(20.5%)と、回答者の約7割が今住んでいる街を評価していることも分かった。

 今回の調査は、19〜22年に四国(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)居住の20歳以上の男女を対象にインターネットで実施した。住みここちランキングの回答者数は1万6291人。また、住みたい街ランキングは22年調査における5531人の回答を集計した。