西日本鉄道(福岡市博多区)は、国の特別史跡「大宰府跡」で採れた梅を使った「太宰府梅サイダー」を製造し、8月16日から販売を始めた。沿線の活性化や魅力向上を目指した「縁線プロジェクト」の取り組みの一環で、製造は7年目を迎える。

 大宰府は、新元号「令和」の典拠となった「梅花の歌」(万葉集)が詠まれた「令和の聖地」として知られ、自治体や企業が一丸となり「令和発祥の都太宰府『梅』プロジェクト推進事業」に動いている。

 太宰府梅サイダーは、県立福岡農業高校(太宰府市)の生徒が収穫・加工したシロップをもとに約2万本製造した。1本200ml、価格は250円。今年からラベルに梅プロジェクトのロゴマークを入れ、デザインを刷新した。太宰府天満宮参道店舗やにしてつストア レガネット太宰府店などで販売する。

 西鉄は、この取り組みを通じて、沿線の活性化や地域の農産業の発展につなげたいとしている。サイダーの売上金の一部は、新型コロナウイルスの影響を受けた地元事業者への支援につなげるため、太宰府市が取り組んでいる企業版ふるさと太宰府応援寄付を活用し、寄付するという。