大東建託が「住み続けたい街ランキング2022 <北海道版>」を発表した。住み続けたい街(自治体)ランキング1位は2年連続で「札幌市中央区」だった。2位は「札幌市厚別区」、3位は「札幌市清田区」となり、トップ3を札幌市が独占した。

●都市機能の中核を担う「札幌市中央区」

 1位を獲得した「札幌市中央区」は、通りに面して多くの商業施設や官公庁などの近代的なビルが立ち並び、都市機能の中核を担う一方、豊かな自然と触れ合うこともできる都市と自然の調和する街として知られる。

 札幌駅と大通りを結ぶ「駅前通地下歩行空間」を整備し、区のシンボルである路面電車の新型低車両の導入やループ化を実現するなど、魅力あふれる街づくりを進めている。

 居住者からは、「交通機関が市内の隅々まで網羅され便利。観光地や大きな公園が至る所にある」「春から初夏へ季節の移り変わりがとても清々しく、毎年楽しみで住み続けたいと思う」という声が聞かれた。

●再開発進む「札幌市厚別区」

 2位にランクインした「札幌市厚別区」は、札幌市の東部に位置し、商業地域と周辺の住宅地から形成されている。さらに新さっぽろ駅周辺地区で進行中の再開発で、大学や専門学校、医療機関が順次オープン。新たな商業施設などの整備が引き続き行われており、街の利便性や魅力が今後更に高まっていくことが期待されている。

 居住者からは「生活に便利な建物がたくさんあり、遊ぶ場所や美味しいご飯屋さんもたくさんあるので楽しい。騒がしすぎず穏やかさもあるのが魅力」「徒歩圏内に都市機能を十分に備えているとともに、自然にも恵まれている」という意見が聞かれた。

●子育て世代多い「札幌市清田区」

 3位の「札幌市清田区」は、梅の名所として知られる平岡公園など200を超える公園や緑地があり、クロスカントリースキーのコースを有する白旗山、区を縦断する厚別(あしりべつ)川など、雄大な自然と調和した美しい街並みが広がっている。

 子育て世代の割合や持ち家率が高いことも特徴で、安心で住み続けたいまちづくりを目指し、官民連携によるさまざまな取組を進めている街である。

 居住者からは、「日常の食料・日用品などの商店が徒歩5分以内にあるので、気楽に出掛けて必要な量だけ購入できて利便性を感じている」「教育、育児、日常生活に必要な商業施設、医療など一通り整っているので一生住み続けたい」という声が挙がった。

 4位は「河東郡音更町」、5位は「札幌市西区」、6位は「札幌市手稲区」、7位は「札幌市南区」、8位は「札幌市豊平区」、9位は「札幌市北区」、10位は「亀田郡七飯町」だった。

 トップ10のうち8自治体が札幌市内の街であり、さらに7自治体が「住みここち(自治体)」でもトップ10に入った。10位以内の自治体は、偏差値60台と相対的に高い評価を得た。

●住み続けたい街(駅)ランキングは?

 住み続けたい街(駅)ランキングでは、1位は「円山公園」(地下鉄東西線)、2位は「真駒内」(地下鉄南北線)、3位は「新琴似」(JR札沼線)だった。

 1位の「円山公園」は札幌市中央区の西側に位置し都心部へのアクセスが良く、マンションなどの住宅街、多くのお店や飲食店に加え、円山公園や円山動物園、北海道神宮などの自然豊かなエリアとも共存する、環境に恵まれた魅力的な地域である。

 2位の「真駒内」は、住宅地として計画的な整備がなされた、ゆとりと落ち着きのある住みやすいまちであり、開拓使時代の面影や1972年札幌冬季オリンピックの遺産が残されていて歴史と文化がみどり豊かなまちに溶け込んでいる。

 3位の「新琴似」は、明治時代に屯田兵によって開拓され、今も当時の建造物が残る歴史がある。商業施設や病院、教育・保育施設も充実し、バス・地下鉄・JRなどの交通機関による都心までの移動が非常にスムーズで、主要な幹線道路には下水処理水を利用した流雪溝が設置されており、冬も暮らしやすい街となっている。

 4位は「百合が原」(JR札沼線)、5位は「発寒」(JR函館本線)、6位は「中央図書館前A」(札幌市電)、7位は「西11丁目A」(地下鉄東西線)、8位は「帆平橋」(地下鉄南北線)、9位は「桑園」(JR函館本線)、10位は「学園前」(地下鉄東豊線)だった。

 トップ10の全ての駅は札幌市内の各区にある駅で、そのうち半数の5駅は札幌市中央区にある駅だった。1〜3位は偏差値70台の極めて高い評価を獲得し、4位以下も偏差値60代と相対的に高い評価となった。

●街の幸福度(自治体)ランキングは?

 街の幸福度(自治体)ランキング1位は2年連続で「上川郡東神楽町」、2位も2年連続で「上川郡東川町」、3位は前回ランキング集計対象外だった「野付郡別海町」が選ばれた。

●街の幸福度(駅)ランキングは?

街の幸福度(駅)ランキング1位は「中央図書館前A(2つ以上近接駅を統合した場合は、駅名の後にAを付記)」(札幌市電)、2位は「ほしみ」(JR函館本線)、3位は「森林公園」(JR函館本線)だった。

 調査は北海道に居住する成人男女計2万9340人(19年調査4753人、20年調査8678人、21年調査7990人、22年調査7919人の合計)を対象に実施した。