イオンリテールは3月17日、広島県安芸郡府中町の「イオンスタイル広島府中」2階をリニューアルオープンした。2022年10月の1階食品、グラムビューティーク売り場のリニューアルに続く、第2期リニューアルとなる。

 同店舗は04年3月、「ジャスコ広島府中店」としてオープン。16年11月「イオンスタイル広島府中」に改称し、イオンモール広島府中の核店舗として18年以上にわたり営業している。店舗周辺には約15万人が居住しており、その多くが40〜50代。さらに子ども世代の20代以下も増加しているのが特徴だという。

 このたびアフターコロナのライフスタイルの変化に対応するため、22年10月の第1期リニューアルに続き、2階衣料品・暮らしの品の売り場を刷新。最新のIoT家電を体験できるコーナーや、Z世代&ミレニアル世代向けのアイテムを拡充した。

●「スマートライフ」を提案する複合型売り場を展開

 家電&モバイルコーナーでは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末、スマートウォッチなどのウェアラブル端末、遠隔での操作や呼びかけで操作が可能なIoT家電やAI搭載家電など、最新のデジタル端末や家電をラインアップ。「スマートライフ」を提案する複合型売り場を展開し、実際に機器を試しながら特徴を体感できるようにした。

 予約機能で“できたて”を楽しめる自動調理器のほか、気象情報に基づき睡眠中の気温や湿度を自動調整するエアコン、レシピ提案や特売情報をお知らせする冷蔵庫、洗濯指数をもとに洗濯物が乾きやすい時間帯をアドバイスする洗濯機のほかに、家事負担を軽減する家電や時短家電を豊富に用意している。

 デザイン性が高いキッチン家電や、冷蔵庫とスピーカーとワイヤレス充電を備えた多機能型のスマートテーブルなど、インテリアに馴染むスタイリッシュな家電も拡充。さらに離れて暮らす親や外出中の子ども、ペットなどの様子を確認できるネットワークカメラや、ハンズフリーで開錠できるスマートロック、ペットの健康管理を手助けするペットテック商品など、豊富なアイテムを展開する。

●Z世代&ミレニアル世代向けのアイテムも拡充

 Z世代向けには、イオンのヤングカジュアルファッションブランド「Doublefocus(ダブルフォーカス)」にて、ストリートテイストを中心にガーリーなスタイルやスポーツ系まで幅広く提案。話題性のあるモノ、コト、トキを、ファッションを通して発信するという。

 人気アニメとのコラボ商品や話題のファッションアイテムを取りそろえ、10代に向けた楽しい買物空間を提供。新商品やトレンド情報をWebやSNSなどで発信し、Z世代の買物拠点となる売り場を目指すとしている。

 20〜40代のミレニアル世代からニューファミリー世代向けには、アパレルから服飾雑貨まで楽しさ満載で提案する「スクエアフィールド」を新規導入。健康意識がますます高まる中、「アメリカンライフスタイル」をテーマにアウトドアやレジャーから日常使いまで、気軽にファッションを楽しめるメンズカジュアルショップを展開し、ヘルス&ウェルネスを提供する。

 さらにイオンリテールのスポーツ衣料ブランド「スポージアム」と、グループで靴販売を担うジーフットが展開する「グリーンボックス」のスポーツ&アウトドアシューズが隣接した売り場も展開。ヘルス&ウェルネスへの関心が高まる中、地域住民の健康促進をサポートするとしている。

 「スポージアム」では、イタリアで1989年に創業されたアウトドアブランド「グレイトエスケイプ」や、ミズノと共同開発した軽いタッチの通気性が高いスポーツウェア、環境にやさしいリサイクルポリエステルを使用したトップバリュ多機能Tシャツを新たに品ぞろえするほか、ヨガや軽トレーニングウェアまで幅広く用意する。

 「グリーンボックス」では膝への負担を軽減するメディカルウォークなど、機能性が高い商品をはじめとするウォーキングシューズの品ぞろえを1.5倍に拡大する。