野球の世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」(WBC)で“侍ジャパン”こと日本代表が米国代表との激闘を制し、連覇を果たした2009年大会以来、14年ぶり3度目の優勝を果たした。地上波などで結果を見届けた人もいる中、JAL(日本航空)系の航空会社が、上空で搭乗客に結果を伝えたとの投稿が話題になっている。どのような方法で伝えたのか。
話題となったのは、JALグループの企業である「J-AIR」(ジェイエア)。同社公式Twitterアカウント(@JAIR_officialjp)の投稿によると、奄美大島発の便が出発する時刻と試合終盤の9回表が重なった。多くの客が結果を気にしながら搭乗したが、上空ではネットがつながりにくいことから搭乗客の1人が乗務員に結果を尋ねたという。
それに応じたのが、副操縦士だった。副操縦士は機内の通信システムを使って会社に試合結果を照会。会社からテキストメッセージで、「JAPAN 3 AMERICA 2 GAME IS OVER JAPAN WIN」(3対2、試合終了、日本勝利)と伝えられた。機内アナウンスで結果を伝えたところ、乗客から拍手が起こったという。
同社は優勝した侍ジャパンに「勇気と感動をありがとう」と投稿している。