ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」(運営:さとふる)は、「ふるさと納税の利用実態に関するアンケート調査」を実施した。ふるさと納税で選んだ返礼品ランキングの1位は「魚介・海産物」(56.8%)だった。

 2位は「肉」(53.9%)、3位は「果物・フルーツ」(45.0%)と続き、上位は例年通り食料品が占めていた。

 約6人に1人が「雑貨・日用品」(15.2%)を選び、価格が高騰しているトイレットペーパーなどの常備品を入手していた。また「菓子・スイーツ」(19.0%)、「酒・アルコール」(14.3%)といった日常的な嗜好品も同様に割合が高かった。

●4割以上が「お礼品選びに物価上昇の影響があった」

 42.4%がお礼品選びに物価上昇の影響があったと回答。

 これまで生産製造の過程で発生する、「欠けや割れ」「規格外」などの「訳あり」お礼品を申し込んだことがある割合は34.0%となった。

 同社は「『訳あり』お礼品は通常よりも内容量を増量しているものや寄付額が低くなっているものも多く、物価高騰により選ぶ人が増えたことや、近年のフードロスに対する意識の高まりが背景にあると考えられる」とコメントした。

 調査は2月10〜20日、インターネットで実施。調査対象者は「さとふる」未利用者やふるさと納税未経験者を含む、20代以上の男女。回答者数は9343人。