大東建託が「住み続けたい街ランキング2023<神奈川県版>」を発表した。住み続けたい街(自治体)ランキング1位は3年連続で「葉山町」だった。2位は2年連続で「鎌倉市」、3位は「逗子市」となった。

●1位は「葉山町」

 3年連続で1位となった「葉山町」は、三浦半島の入口に位置し、南北4キロメートルに及ぶ海岸線と広大な山々を有している。歴史・文化芸術的建造物や別荘地、御用邸のある町として知られ、西向きの海岸はヨットが風を受けて沖に出やすいため日本近代ヨット発祥の地でもある。

 2位には、神奈川県の南部に位置する、地域内に多くの歴史遺跡を持ち観光地としても有名な「鎌倉市」がランクイン。3位は鎌倉市と同じく湘南エリアの「逗子市」がランクインした。

 4位以下は「横浜市西区」「茅ヶ崎市」「藤沢市」「横浜市都筑区」「開成町」「横浜市中区」「横浜市金沢区」だった。

●住み続けたい街(駅)1位は「湘南深沢」駅

 住み続けたい街(駅)ランキングの1位は、前回2位からランクアップした鎌倉市に位置する「湘南深沢」(湘南モノレール)だった。

 2位は前回1位だった、横浜市西区に位置し再開発地区の「横浜みなとみらい21」がある「みなとみらい」(みなとみらい線)、3位は藤沢市に位置する「本鵠沼」(小田急江ノ島線)であった。

●街の幸福度(自治体)1位も「葉山町」

 街の幸福度(自治体)ランキング1位は、住み続けたい街ランキングでも1位だった「葉山町」が選ばれた。

 2位は2年連続で、港北ニュータウンセンターを中心とする旧港北区の北西部にある「横浜市都筑区」、3位は東京都市圏のベッドタウンとして開発されている「横浜市青葉区」だった。

●街の幸福度(駅)1位は「みなとみらい」駅

 街の幸福度(駅)ランキング1位は、3年連続で神奈川県横浜市西区に位置する「みなとみらい」で、「住みここち」ランキングで1位、「住み続けたい街(駅)」でも2位と高い評価を得た。

 2位は2年連続で横浜市都筑区に位置する「都筑ふれあいの丘」(グリーンライン)、3位は、藤沢市に位置する「鵠沼海岸」(小田急江ノ島線)であった。

 調査は神奈川県に居住する、成人男女6万4493人(19年調査6107人、20年調査1万6077人、21年調査1万5570人、22年調査1万3372人、23年調査1万3367人の合計)を対象に実施した。同社は調査結果を公式Webサイトで公開している。