大東建託が「住み続けたい街ランキング2023<首都圏版>」を発表した。住み続けたい街(自治体)ランキング1位は3年連続で「神奈川県葉山町」だった。2位は2年連続で「神奈川県鎌倉市」、3位は「神奈川県逗子市」となり、トップ3は神奈川県の自治体が占めた。

●1位は神奈川県葉山町

 3年連続で1位となった「神奈川県葉山町」は、三浦半島の入口に位置し、南北4キロメートルに及ぶ海岸線と広大な山々を有している。歴史・文化芸術的建造物や別荘地、御用邸のある町として知られ、西向きの海岸はヨットが風を受けて沖に出やすいため日本近代ヨット発祥の地でもある。

 居住者からは、「高齢者が安心して住める」「自然が豊か。海、山があり、東京まで1時間、横浜まで30分の立地と近い」などの声が聞かれた。

 2位には、神奈川県の南部に位置し、地域内に多くの歴史遺跡を持つ「神奈川県鎌倉市」がランクイン。3位は「神奈川県逗子市」がランクイン。都心から1時間程度でアクセスでき、海も近く、自然と都会両方の暮らしが出来る点が評価された。

 4位以下は「千葉県印西市」「神奈川県横浜市西区」「東京都武蔵野市」「神奈川県茅ヶ崎市」「東京都目黒区」「神奈川県藤沢市」「東京都文京区」と続いた。

●住み続けたい街(駅)1位は「代官山」駅

 住み続けたい街(駅)ランキングの1位は「代官山」(東急東横線)となった。昨年の同調査では4位であり、大きく順位を上げた形だ。

 2位は2年連続で、神奈川県鎌倉市にある「湘南深沢」(湘南モノレール)、3位も神奈川県にある「みなとみらい」(みなとみらい線)であった。

●街の幸福度(自治体)1位も「神奈川県葉山町」

 街の幸福度(自治体)ランキング1位は、住み続けたい街ランキングでも1位だった「神奈川県三浦郡葉山町」が選ばれた。

 2位は昨年1位だった、埼玉県のほぼ中央に位置し東京都区部のベッドタウンとして開発された「鳩山ニュータウン」がある「埼玉県鳩山町」。3位は3年連続で「東京都中央区」だった。

●街の幸福度(駅)1位は「みなとみらい」駅

 街の幸福度(駅)ランキング1位は、3年連続で神奈川県横浜市西区に位置する「みなとみらい」で、「住みここち」ランキングで1位、「住み続けたい街(駅)」でも3位と高い評価を得た。

 2位は2年連続で東京都渋谷区に位置する「代官山」で、「住み続けたい街(駅)」ランキングでも1位となった。3位は、2年連続で東京都江東区に位置する「有明A(有明・国際展示場・東京ビッグサイト・有明テニスの森を統合)」であった。

 調査は首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)に居住する、成人男女25万6515人(19年調査2万8418人、20年調査6万425人、21年調査6万851人、22年調査5万3165人、23年調査5万3656人の合計)を対象に実施した。同社は調査結果を公式Webサイトで公開している。