アニメ、漫画、鉄道、アイドル――。世にはさまざまなカルチャーに強いこだわりを持ち愛好する「オタク」が存在する。「オタ活」に最もお金と時間を使っているのは、どのジャンルのオタクなのか。市場調査会社の矢野経済研究所(東京都中野区)が調査した。

 調査は、国内に住む15〜69歳の男女1万人を対象とし、オタクを自認する、または第三者からオタクと認知されていると回答した層をオタクと定義した。

●最も多いのは何オタク?

 回答結果を基に、各分野の「オタク」の人数を拡大推計したところ、「漫画」オタクが約674万人となり調査対象30分野中、最も多い結果となった。

 続いて「アニメ」オタクが約657万人、「アイドル」オタクが約429万人、「家庭用・コンシューマーゲーム」オタクが約318万人、「スマートフォンゲーム」オタクが約288万人となった。

●お金と時間を最も使うのはどのオタク?

 1週間における活動に費やす時間(オタ活時間)について尋ね、その結果と年間消費金額の関係性を分析した。

 30分野の中で時間もお金も掛ける人が最も多い分野は「アイドル」となり、25.3%が1週間のオタ活時間が10時間以上、かつ年間消費金額5万円以上と回答した。

 アイドルオタクは約8割が女性。年代別では10〜30代が全体の約7割強を占め、若年女性が多い結果となった。職業別では「学生」が全体の約25%と最も多く、同所は「比較的オタ活に時間を割ける人が多い」と推察する。中にはオタ活に20時間以上費やすと回答した人も約2割弱存在した。

 アイドルオタクのうち、年間10万円以上費やすのは約3割弱と高い一方、平均世帯年収は30分野全体の平均世帯年収と大きな差異はなく、他分野のオタクの年間消費金額と比較しても可処分所得のうちオタク活動に費やす金額が多い傾向が見られる結果となった。