転職経験のある人が「転職したい」と思ったきっかけは何だったのか。NEXER(東京都豊島区)が運営するキャリアバイブルが調査結果を発表し、1位は「職場の労働環境」(34.9%)だった。「職場の人間環境」(30.0%)、「個人的な事情」(27.7%)が続いた。

 転職の大きなきっかけを「職場の労働環境」「職場の人間環境」「職場の雰囲気」と回答した人は、それらが改善したら転職を考え直していたのか。「考え直していたと思う」と回答した人は72.2%だった。「仕事自体は非常に楽しく、やりがいがあったので、人間関係に問題がなければずっといたかった」(20代女性)、「職場に合わない人間がいたので、それが改善されれば転職しなかったかもしれない」(40代男性)といった意見があった。

 転職したいと思ってから、実際の転職までの期間として最も回答が多かったのは「1〜3カ月未満」(32.0%)。「3〜6カ月未満」(24.8%)、「6カ月〜1年未満」(15.4%)が続いた。

 転職までかかった期間について「長く感じた」と回答した人は32.9%で「早く感じた」(20.5%)よりも多かった。一方、最も回答が多かったのは「どちらでもない」(46.6%)だった。

 3月24〜26日にインターネットで調査した。対象者は事前調査で「転職経験がある」と回答した全国の男女で、有効回答数は513件。