総合人材サービス「ウィルオブ」を運営するウィルオブ・ワーク(東京都新宿区)は、派遣社員2757人を対象に仕事の選び方やキャリア感についての調査を実施した。その結果、派遣社員を選んだ理由については「時給が高いから」(40.0%)が最多となった。

 次いで「ライフスタイルに合わせた働き方ができるから」(32.5%)、「すぐに仕事に就けるから」(32.2%)と続いた。「正社員での就業を希望していたが、なかなかチャンスがなかったから」を選択した人はわずか8.9%だった。

 年代別にみると「時給が高い」「ライフスタイルに合わせた働き方ができる」を理由としている人は30代と40代に多く見られた。ライフステージの変化に伴って、派遣社員という働き方を選択している様子がうかがえる結果となった。

 仕事選びの際に重視していることについては「休日のとりやすさ」が57.6%で最多となった。他にも「働く環境の快適さ」(55.1%)、「会社の社風・雰囲気」(42.9%)が上位となった。

 年代別では「休日のとりやすさ」は30代と40代に多く、「働く環境の快適さ」では60代が突出して多い傾向がみられた。また、全体では5番目に多かった「自己成長/キャリアアップ/スキルアップ」では、20代が他の年代と比較し顕著に高くなっていることが分かった。

 自身の将来や今後のキャリアに対する考えについては、「今の現況に満足しているため、今後も同じ働き方をしていきたい」(37.2%)が最も多く、年代が高くなるにつれて、現状の満足度が高まる傾向がみられた。

 調査は3月11〜24日、「ウィルオブ」を利用する20〜69歳の派遣社員2757人を対象にインターネットにより実施した。