BBソフトサービス(BBSS)は9日、+Styleの新製品として、見守りデバイス「まもサーチ3」と紛失防止タグ「まもサーチTag」を発売した。

・【まもサーチ3とまもサーチTag】

・» まもサーチ3:5280円/月額528円、GPS測位・LTE-M対応の見守りデバイス

・» まもサーチTag:3480円、AirTag互換の忘れ物防止タグ

●従来製品からバッテリーの持ちを改善させた「まもサーチ3」

 「+Style まもサーチ3」は、モバイル通信対応のGPSトラッカー。LTE-M通信やWi-Fiによる測位もサポートしており、子どもや高齢者、クルマ、ペットなどの見守りに利用できる。

 直販価格は5280円(税込み、以下同)。初回販売分は3680円で販売されている(3月31日まで、在庫限りで終了)。別途、通信料が1台あたり月額528円または年額5500円かかる。

 専用アプリに5台までの機器を登録して、現在位置を確認できる。機器1台あたり5つまでのアプリをひもづけできるため、複数人の子どもを2人の親が見守るといった使い方も可能。

 本体はボタンが1つあるだけのシンプルな構造となっている。IP65の生活防水仕様で、ストラップホールを備えている。ボタンを長押しするとスマホへ通知を送信して、現在の位置情報を知らせることができる。

 従来製品からの変更点として、充電端子はUSB Type-C端子となり、電池持ち時間も改善されている。電池持ちは低頻度の測位(3〜4分間隔)で約2カ月間、高頻度の測位モード(1〜2分間隔)は、約6週間となっている。

 モバイル通信はソフトバンク回線のLTE-Mネットワークを利用している。アプリ上に機器を登録する際に、通信サービスを契約できる。

 別売のアクセサリーとして、子ども、シニア層、クルマ、ペットのそれぞれに適したカバーが提供される。

 9日時点では、子ども向けの専用ソフトカバー(1780円)が販売されている。シリコン製でカラフルな10色を展開し、ランドセルに装着したときに色が合わせやすくなっている。

 また、シニア層向けには革製のケース、クルマ向けには強力なマグネットで取り付けるケース、ペット向けには首輪に取り付けられるケースがそれぞれ販売される。発売は4月以降で、価格はいずれも未定。

 従来のまもサーチシリーズはIoTBankが運営していたが、2022年4月にサービス運営元がBBSSに変更された。まもサーチ3ではBBSSが企画段階から深く関わり、性能を向上させたという。同社で+Style事業を統括する近藤正充氏によると、「+Style が持っているWi-Fiでの位置測位のノウハウを取り入れて、測位精度を向上させた」と説明した。

 アプリは、まもサーチ3では従来機種と同様に「まもサーチ3」アプリを利用しているが、+Styleアプリ上の機器一覧上にも、まもサーチアプリへのショートカットが表示できるようになっている。発売時点では+Styleのスマート家電と連動する機能は備えていないが、「将来的にはタグの位置に応じて家電を操作する機能の導入も検討している」(近藤氏)という。

 なお、まもサーチ3は日本PTA全国協議会と全国子ども会連合会の推奨商品に認定されている。BBSSではランドセルを販売するセイバンや教育プラットフォームを展開するClassi社の会員向けの優待販売の実施も予定している。

 教育機関向けには、本体代を無償とする取り組みも実施される。メールで問い合わせを受け付けており、複数台を必要とする教育機関に、最大1万台までを無償で提供する。なお、通信料は1台ごとに別途必要となる。

●AirTag互換で安価な「まもサーチTag」

 「まもサーチTag」は、Appleの「探すネットワーク」に対応する忘れ物防止デバイス。価格は3480円。発売記念セールとして3月31日までは2780円で販売される(初回在庫限り)。

 Apple純正のAirTagと互換性を有する、AirTagよりも安価なトラッカーとなっている。AirTag同様に、すれ違った人のiPhoneの位置情報をもとに現在位置を把握する仕組みを備えており、月額の通信料はかからない。

 まもサーチ3とは異なり、専用アプリは提供されない。そのため、AndroidデバイスなどApple製品以外では利用できない。

 基本的な機能はAirTagに準じており、iPhoneやMacの「探す」アプリで現在位置を確認できる。タグをつけた鍵束などを置き忘れると、iPhone上に通知が送信されるため、置き忘れを防げる仕組みとなっている。探すアプリからタグを選んで、音声で探すことも可能。

 AirTagとの差分として、UWB(超広帯域無線システム)による通信は非対応となっている。そのため、部屋の中でiPhoneをかざしてタグの位置をAR表示する機能は利用できない。

 電源はAirTagと同様に、ボタン型電池(CR2032電池)を採用し、電池持ちは約1年間。ユーザー自身で電池交換に対応する。

 なお、まもサーチTagの本体中央にあるボタンは、初回設定に電源を入れる際やタグを鳴らしたときの音を止める際に利用する。「タグからスマホを探す機能」は、AirTagと同様に非搭載となっている。