Appleは「iPhone のお手入れをする」と題したWebサイトを更新し、「iPhone 15 Pro/15 Pro Max」のクリーニング方法について説明する文言を加えた。
ITmedia Mobileでは9月16日、iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxのフレームに使われるチタン合金(グレード5)素材について、X(旧Twitter)で「変色する」との投稿が注目された件を伝えた。
その後、この件に関連する記述が、AppleのWebサイトに加えられた。Webページには「iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxは皮膚の油分でバンド(フレーム)の外側の色が一時的に変化する可能性がある」とあり、実際にiPhone 15 Pro Max(ブルーチタニウム)のフレームを確認すると、手汗でフレームが変色したように見える。
iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxのフレームに付着した手汗が気になる場合は、「少し湿らせた糸くずの出ない柔らかい布」で拭くと、元の外観に戻るという。
クリーニングはiPhoneからケーブルを抜き、iPhoneの電源を切ってから行う。iPhoneに付着した汚れを拭き取るとき、開口部に湿気が入らないようにしよう。
クリーニングに使用するのはメガネのレンズに付着した汚れを拭くためのクリーニングクロスや、Appleのデバイスを傷つけない柔らかな素材で作られた「ポリッシングクロス」(Apple Storeにおける税込みの価格は2780円)で問題ないだろう。
実際にiPhone 15 Pro Max(ブルーチタニウム)に手汗を付着させ、少量の水で湿らせたポリッシングクロスで拭き取ると、元のきれいなフレームに戻った。
他にも実際に起こりそうなハプニングを想定し、コーヒーやラー油をこぼしてみたが、コーヒーなら水で湿らせたポリッシングクロスで拭き取れるが、ラー油は実にくせ者で水で湿らせたポリッシングクロスだけでは完全に拭き取れない。
このような場合、どうすべきか、AppleのWebサイトを確かめると、次のように記載されている。
「70%イソプロピルアルコール含有ワイプ、70%エチルアルコール含有ワイプ、クロロックス除菌ワイプ (Clorox Disinfecting Wipes) を使い、iPhoneの外表面を優しく拭き取る分にはかまいません。漂白剤(ブリーチ)や過酸化水素を含む製品は使わないでください。
少量のアルコールで湿らせたクリーニングクロスを使い、iPhone 15 Pro Maxに付着したラー油を拭き取ると、元通りきれいになった。
なお、iPhoneには「指紋がつきにくい疎油性(撥油性)コーティング」が施されており、クリーニング製品や研磨材を使用すると、コーティングが薄れiPhoneに傷が付く可能性があるという。
また、AppleのWebページでは「損傷の原因となるもの(ホコリや砂、インク、化粧品、石鹸、洗剤、酸や酸性の食品、ローションなど)がiPhoneに付着した場合、すぐにクリーニングを実施するよう呼びかけている。