ヤマト運輸は、5月21日に同社の名前を装った迷惑メール/電話が多発していると発表。迷惑メールの例を紹介すると共に「なりすましサイト」への誘導に注意するよう呼び掛けている。

 現在、同社には「ヤマト運輸を装った迷惑メールがEメール(またはショートメール)で届く」「ヤマト運輸を装い、セキュリティに必要な認証番号などを聞き出そうとする電話がかかってきた」「ヤマト運輸を装ったなりすましサイトが存在する」という問い合わせが多数寄せられている。

 迷惑メールの文面に記載されているURLをクリックし、なりすましサイトへアクセスしたり添付ファイルを開いたりすると個人情報の入力を要求するサイトへ誘導され、個人情報の不正利用やコンピューターウイルスに感染する恐れがある。クレジットカード情報を入力させようとする手口も目立っているため、心当たりのないメールなどを受信した場合にアクセスしないよう注意喚起している。

 同社はショートメールでの不在連絡や配達予定の通知は行っておらず、他社サービスを含めて電話でセキュリティに必要な認証番号を確認することもない。受け取り日時の変更や再配達の依頼に関しても、利用者に対し同社から請求することも一切ないという。また、不在連絡や配達予定を通知する際のURLでも同社は「.com」を使用していない。