日本通運は6月21日、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、NECと17日に業務提携を結んだと発表した。NECのロボットやIoT、AI技術を活用し、業務の効率化や労働力不足の解消を目指す。

 2社は短期と中期に分けて、目標を設定。短期的な取り組みではNECのセンシング技術を活用し、倉庫作業の省力化を目指す。例えば、倉庫で働く人や物の動きをデータ化し、AIで分析。作業員のノウハウや暗黙知を可視化する取り組みを進める。まずは電機・電子事業での現場から始め、将来は半導体や自動車製造の現場にも導入する。

 中期的な目標では、危険地域や労働環境が悪い場所での作業にAIや遠隔操作ロボを導入し、安全性の向上を目指す。まずは日本通運の倉庫でロボットを遠隔操作する実験を行い、ロボットを動かせる人材の育成につなげる。

 日本通運は2013年にも、物流事業の強化を目的にNECと業務提携を締結している。2社は今後、物流におけるCO2排出量の削減にも共同で取り組むとしている。