東京都福祉保健局は8月27日、当初「予約不要」としていた「渋谷若者ワクチン接種センター」(渋谷区立勤労福祉会館)の受付を抽選に変更すると発表した。しかし現地で抽選券を配布するため、接種希望者から「抽選もLINEでして」「一旦停止してでも予約制にしては?」と厳しい声が上がっている。

 会場では接種券と身分証を持参するだけで予約なしでワクチン接種を受けられるはずだった。しかし初日に多くの接種希望者が早朝から集まり、午前7時30分の時点で300人を超える行列ができたため、整理券を配布して対応した。

 東京都の小池百合子知事は27日の定例会見で見通しの甘さを詫びた後、「明日以降は早朝からただただ若者の皆さんが並ぶことのないように抽選による受付の仕組みを検討している」とした。30日からは都庁の南北展望室や乃木坂のワクチン接種会場でも若者を対象とした接種予約を受け付けるという。

 しかし東京都福祉保健局の告知では、接種希望者に午前9時から10時30分の間に現地で抽選券を配布し、11時30分ごろに抽選結果をLINEやTwitterで知らせるとしている。接種希望者は抽選券をもらうために渋谷へ行き、遠方から来た人などは周辺で抽選結果を待つことに。外れると渋谷までの移動や待ち時間は全て無駄になる。

 東京都福祉保健局がTwitterで抽選方法を告知すると、多くの接種希望者が「予約の方がマシ」「一旦停止してでも予約制にしては?」「オンライン予約にすれば人流も抑制できる」などと反発。「その場しのぎ感が否めない」「見込み甘すぎ」など厳しい意見が相次いでいる。