米Appleがアプリストア「App Store」の価格テーブルを10月5日から変更する。スマートフォン向けソーシャルゲームを提供する日本企業も、変更を受け続々とゲーム内有料アイテムの価格改定を発表している。

 日本を含む複数の国が対象になる今回の価格改定では、最低価格であるTier(Appleが定めた価格テーブル)1は120円から160円に引き上げられる。Tier2は250円から320円、Tier3は370円から480円など全てのテーブルで値上げとなる。ゲーム各社はどのように対策するのか。既に詳細を発表している企業の対応を紹介する。

●ウマ娘

 Cygamesが運営するソーシャルゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」では有料アイテム「ジュエル」の最低価格を120円(50個)から160円(60個)に変更するなど、販売個数と料金を変更。700個の販売価格を1480円から1500円へ値上げする商品もあった。一方で1500個を3060円→3000円に、2500個を5020円→5000円するなど、値下げする商品なども見られた。

 同社がこの他に提供しているゲーム「グランブルーファンタジー」「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト(DQMSL)」「プリンセスコネクト!Re:Dive」「Shadowverse」などについては、29日午後7時時点で価格改定は発表していない。

●パズドラ

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが提供する「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)は28日に改定内容を発表。有料アイテム「魔法石」1個の価格を120円→160円にするなど、最高価格商品の「魔法石85個」(5020円→5000円)以外の商品は値上げした。

 一方、魔法石とゲーム内アイテムを合わせたセット商品は、最低価格の「魔法石1個+セット」の価格を120円→160円の値上げを除き値下げに。例えば「魔法石10個+セット」は1220円から1200円になった。「魔法石2個+セット」は「魔法石3個+セット」に商品内容が変わり、価格は240円から320円となった。

●プロセカ

 セガの「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(プロセカ)は29日、ゲーム内で有料アイテム「クリスタル」の価格改定を発表。全ての商品でクリスタルの個数と価格を調整し、最低販売価格を120円→160円に、最高販売価格を3060円→3000円に変更した。

 その他の期間限定商品やセット商品についても同様に全商品の価格と販売個数を変更。クリスタルの単価を極力上げない姿勢を見せた。

●モンスト

 ミクシィの「モンスターストライク」では、有料アイテム「オーブ」の販売個数を1個(120円)から2個(160円)に変更。「オーブ6個」は490円→480円に値下げ、「オーブ14個」は980円→1000円に値上げしたが、「オーブ33個」以上の商品は個数、価格ともに変更しなかった。

 他の有料アイテムについては、「初心者応援パック」を490円→480円に値下げしたが、それ以外の商品は値上げに。最も値上げ幅の大きい商品は「初獲得パック」で、1720円→1800円となった。

●ポケモンマスターズ

 DeNAの「ポケモンマスターズ EX」は有料アイテム「ダイヤ」を軒並み値上げした。「ダイヤ×100」が120円から160円に変わるなど商品内容に変更はなし。中でも「ダイヤ×9800」の価格は1万円から1万2800円となり、約3割値上げした。

 いずれのゲームも、価格などの調整は10月5日のApp Storeの価格改定後に行う予定。