北海道の富良野市議会は11月30日、懸案となっていたPRアニメ「邪神ちゃんドロップキックX 富良野編」の制作委託料3300万円を含む2021年度の一般会計決算を認定した。地元紙の北海道新聞などが報じた。

 報道を受け、邪神ちゃん公式Twitterアカウントは「これからも、邪神ちゃんは富良野のために頑張ります!」と宣言。ニコニコの運営代表を務めるドワンゴの栗田穣崇専務取締役COOも「逆転勝訴おめでとうございます!」と祝福した。

 富良野編は、富良野市がふるさと納税で費用を募り制作を依頼したPRアニメ。しかし15日に開かれた富良野市の決算審査特別委員会では「借金に困って内臓を売ろうとする」場面などが問題視され、制作委託料を不認定とした。

 これに邪神ちゃん制作サイドは即座に反応。ニコニコやYouTubeで富良野編を無料公開し、Twitterで「富良野編を見て富良野のイメージは上がったか」を問うアンケートを始めた。

 アンケートは翌日までに10万を超える回答を集め「上がった」が9割以上を占めた。この一件はテレビなどマスメディアにも取り上げられ、本会議の判断に注目が集まっていた。

 邪神ちゃんドロップキックは、ユキヲさんのWebコミックを原作とするテレビアニメシリーズ。尖った性格の悪魔・邪神ちゃんが自ら借金などの問題を作り、周りの人々の優しさに触れながら改心したり、しなかったりするストーリー。アニメは3期まで放送されており、4期放送を目指して30日午後9時からクラウドファンディングを実施する。