11月6日に登場したAMDの新CPU「Ryzen 5000」シリーズの好評ぶりは、今週も続いている。しかし、需要に供給が追いついておらず、多くのショップで品切れが目立っている。

●Ryzen 5000シリーズ全般、もしかたしたら年明けまで厳しいかも

 13日夕方時点で、上位の「Ryzen 9 5950X」と「Ryzen 9 5900X」はどこのショップもほぼ売り切れの状況になっており、「Ryzen 7 5800X」は残っているものの在庫少数というケースが多かった。

 また、発売当初は比較的動きが鈍かった「Ryzen 5 5600X」も、今週に入って人気が上昇しており、そこに在庫が追いつかないショップも出ていている。TSUKUMO eX.は「発売前後に出回る海外のレビューは最上位クラスが多くて、5600Xは未知数だったんですね。それが国内レビューでなかなかの結果が出ていて売れ行きにつながっている感じです」という。

 このため、Ryzen 5000シリーズは全般的に枯渇に近い状況となっているが、改善の見込みはまだ立っていない様子だ。あるショップは「パラパラと再入荷はされていますが、あくまでパラパラです。いつ、どのモデルがどれだけ入ってくるかは読めないんですよね。もしかたしたら年明けまで厳しいかもしれません」と明かしてくれた。

 なお、対応マザーボードの在庫はどこのショップも問題がないようだ。パソコンSHOPアークは「今回はCPUだけを購入して、載せ替える使い方をされる方が多いですね」と語る。他の複数店でも同様の話を聞いた。

●RTX 3080カードはちょっと買いやすく――不思議に光るZOTAC新作も

 入れ替わるように入手性が上向いてきたのが、GeForce RTX 3080搭載グラフィックスカードだ。多くのショップが複数モデルの在庫を店頭に並べており、モデル指定でなければ購入できる状況になりつつある。とはいえ、大半は1グループ1点限りの購入条件を設けており、週末にかけて品切れを予想するショップもある。少しずつ改善してきたという段階的な状況と言えそうだ。

 その一方で、新製品も登場している。ZOTACの「GeForce RTX 3080 AMP Holo」と「GeForce RTX 3080 Trinity OC」で、価格は順に11万円前後と10万3000円前後(ともに税込み)だ。

 AMP Holoは、見る角度で色味が変わる仕上げを外観の一部に使った「HoloBlackデザイン」のクーラーを採用している。Trinity OCは、9月17日の発売当初に登場した「Trinity」のオーバークロックモデルだ。ドスパラ秋葉原本店は「意外とどちらもまとまった数量が入りましたね」と話していた。