Intelは2月27日(中央ヨーロッパ時間)、企業向け管理機能「Intel vProプラットフォーム」に対応する「Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)」と「デスクトップ向けCoreプロセッサ(第14世代)」のラインアップを公表した。搭載製品は2024年第1四半期から順次発売される。また同社はこれに合わせて、Microsoftと共同で「AI PC」の定義を発表した。

●vPro対応Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)の特徴

 vPro対応Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)は、従来のvPro対応CPUと比較すると以下の特徴を備えている。

・「Intel Threat Detection Technology(TDT)」の改良

・CPUに統合された「Intel AI Engine」(NPU)を脅威の検出に活用

・推論ベースのAIを使うことで脅威の検出速度を向上しつつも、消費電力を削減

「Intel Silicon Security Engine」への対応(新規搭載)

・ファームウェアレベルの脅威への対応を専用ハードウェアで実施

「Windows 11 Pro」で包括的なセキュリティを実現

「Intel Device Discovery」への対応(新規搭載)

・クラウドベースでvPro対応CPU搭載PCの管理/情報収集を行う仕組み

・「Intel Platform Innovation Framework」を通して利用可能

ワークステーション向けの「Proドライバー」も登場

 Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)には、Intel Xe-LPGアーキテクチャのGPUが統合されている。このGPUの名称は、一定の条件を満たすと「Intel Arc Graphics」となることは既報の通りだ。

 このIntel Arc Graphicsについて、プロ向けグラフィックスドライバー「Intel Arc Pro Driver」が登場する。主にモバイルワークステーションでの利用を想定しており、AutoDeskなど、複数のISV(独立ソフトウェアベンダー)からの認証を取得しているという。

 次のページでは、vPro対応CPUのラインアップを紹介する。

●vPro対応CPUのラインアップ

 vPro対応のCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)/Coreプロセッサ(第14世代)は以下の通りだ。今回はvPro対応の“特別な”モデル(SKU)はなく、いずれも発表済みの製品となる。詳細なスペックは、過去の記事を参照してほしい。

Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)

 ★印の付いているモデルは「vPro Essential」対応(一部機能のみ利用可能)で、他のモデルは全て「vPro Enterprise」対応(全機能を利用可能)となる。

・Hシリーズ(Intel Arc Graphics搭載:※2)

・Core Ultra 5 125H★

・Core Ultra 5 135H

・Core Ultra 7 155H★

・Core Ultra 7 165H

・Core Ultra 9 185H

Uシリーズ(BGA Type4 HDIパッケージ/Intel Graphics搭載)

・Core Ultra 5 134U

・Core Ultra 7 164U

Uシリーズ(BGA Type3パッケージ/Intel Graphics搭載))

・Core Ultra 5 125U★

・Core Ultra 5 135U

・Core Ultra 7 155U★

・Core Ultra 7 165U

(※2)メモリが容量16GBかつデュアルチャネル構成の場合(条件を満たさない場合、あるいはメーカーが意図をもって指定した場合はIntel Graphicsとなる)

Coreプロセッサ(第14世代)

 デスクトップ向けCoreプロセッサ(第14世代)については、全モデルでvPro利用時における機能差分はない。また、Intel 600シリーズチップセットを搭載する一部のマザーボードと組み合わせた場合は、ECC(エラー誤り訂正)メモリモジュールにも対応する。

・アンロック対応モデル(基本消費電力:125W)

・Core i5-14600K

・Core i7-14700K

・Core i9-14900K

メインストリームモデル(基本消費電力:65W)

・Core i5-14500

・Core i5-14600

・Core i7-14700

・Core i9-14900

低消費電力モデル(基本消費電力:35W)

・Core i5-14500T

・Core i5-14600T

・Core i7-14700T

・Core i9-14900T