愛媛県西条市出身の彫刻家、伊藤五百亀について広く市民に知ってもらおうと、市民から五百亀が制作したブロンズ像が市に寄贈されました。

西条市に寄贈されたのは、伊藤五百亀の作品、「まひる」で、水着姿の女性が夏の陽射しを浴びながら今にも駆け出しそうな情景を表現しています。

6月、市内の五百亀記念館で贈呈式が行われ、ブロンズ像を所蔵していた故・丹下泰子さんの息子、喜代範さんに玉井市長から感謝状が贈られました。

1918年に現在の西条市黒瀬で生まれた伊藤五百亀は、多摩帝国美術学校=現在の多摩美大で彫刻を学び、写実的な男性の裸像などを手がけ、日本の彫刻界をリードしました。

西条市は、寄贈されたブロンズ像を五百亀記念館に収蔵し、展示方法を検討することにしています。