後を絶たない特殊詐欺の被害を防ごうと、愛媛県四国中央市のスーパーで5日、警察官が地元の中学生と一緒にだまされないためのポイントを記したビラを配って注意を呼びかけました。

活動には、四国中央市内の5つの中学校から2年生16人が参加し、まず、四国中央警察署で特殊詐欺被害の現状や注意点について学びました。

このあと生徒たちは、近くのスーパーで四国中央警察署のマスコットキャラクター「ぱんだポリス」らと一緒に、特殊詐欺の手口やだまされないためのポイントなどを記したビラを買い物客に配って、注意を呼びかけました。

(男子生徒)
「詐欺による被害を防げてとてもいい経験になりました」

(女子生徒)
「市民の方々の安全を守ることができる職業なので、将来なっても良いんじゃないのかなと思うことが出来た」

県警によりますと、今年に入って先月末までに県内で確認された特殊詐欺は、去年より22件多い58件で、被害総額は去年より約6200万円多い、約1億750万円となっています。

警察は、これから新紙幣の発行に便乗した詐欺が発生する恐れがあるとして、注意するよう呼びかけています。