奥州市水沢を拠点に活動する後藤新平顕彰会(山口了紀会長)は、創立20周年記録誌「新平に学ぶ先見性と実行力」を発刊した。功績の発信や継承、交流など活動の歩みを振り返り、さらなる発展を誓う。

 記録誌は、研究や行事報告をまとめ定期的に発行する会報のうち、活動11年目以降の24〜39号を収録した。20周年式典や市民劇「新平さんの大風呂敷」、県外視察、台湾親善訪問の写真も掲載。多くの会員が寄稿し、後藤や会への思いをつづった。

 同会は2002年5月に発足し、会員は23年末現在で135人、11団体・事業所。後藤の功績の調査研究や児童向けの顕彰塾、東京や台湾などゆかりの地の視察、毎年6月4日の生誕祭など、さまざまな活動を展開している。

 A4判、131ページ。300部を印刷し会員や市内の地区センター、小中学校、図書館に配布した。