岩手県滝沢市巣子の滝沢二小(多田敢(つよし)校長、児童467人)の5年生71人は20日、同校でツキノワグマとの共存について学びを深めた。

 盛岡広域振興局と市動物公園ズーモが企画し、勉強会を開催。児童は12組に分かれてボードゲーム「クマと僕らの物語」に挑戦し、ズーモ企画営業広報の荒井雄大さん(38)、滝本明佳(はるか)獣医師(33)らがサポートした。

 植林とまちづくりを並行し、クマが町に出没しないよう対策を講じながらゲームを進めた。小倉咲人君は「楽しみながら共存の大切さを学べた。人間の住みやすさだけでなく、いろんな生き物のことも考えたい」とうなずいた。