NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第56話が17日、放送され、ヒロインの上司で最高裁判所家庭局長、多岐川幸四郎(滝藤賢一)が自宅で水行するシュールな場面が多くの視聴者を笑わせた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。ヒロインの佐田寅子を女優の伊藤沙莉が演じている。この日から第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」(第56〜60話)が始まり、昭和24(1949)年1月3日、自宅で家族と正月休みを満喫していた寅子のもとに、多岐川から「急用あり」との電報が届いた。寅子がしぶしぶ多岐川の家を訪ねていくと、寒空の下、庭でふんどし一丁になった多岐川が大きな桶にたっぷりと水をためて待ち構えていた。寅子の同僚で多岐川宅に居候している汐見圭(平埜生成)によると、多岐川は縁起担ぎでよく滝行をするが、自宅の近辺には好みの滝がないため、汐見に手桶で水をかけさせて水行するのが最近の日課だという。この日は、翌日に控えた家庭裁判所の開所式で披露する家裁の5大基本性格を、冷水を浴びながら1つずつ唱え、達筆の汐見に半紙に書きとらせるため、水をかける係として寅子を呼びつけたようだった。寅子は「そんな大事なことをなぜこのような状況で?」と困惑したが、多岐川の勢いに押されてつき合うことに。多岐川は独立的性格、民主的性格など5つの性格を、水をかけられながら唱え、すべて言い終わると荒い息遣いで立ち上がって「あ〜寒い!」と叫んだところで、オープニングタイトルが始まった。

シュールな展開に、視聴者は爆笑。SNSには、「月曜朝からやめてwww」「何を見せられてるのかw」「なぜこのような状況で、ほんとだよw!」「寒い!ってそりゃそうだろうw」「三が日にナニしとんねん」「なんだ、このキャラ」「こんな上司いやだ」といったコメントが殺到した。

また、「多岐川さん体格よすぎ」「ヒョロヒョロだと思ってたのに」「月曜一発目から多岐川さんが惜しげもなくいい身体を披露するドラマw」など、滝藤の引き締まった上半身に驚く書き込みも散見された。