女優の川口春奈が主演を務める連続ドラマ「9ボーダー」(TBS系)の第6話が、24日に放送される。

19歳、29歳、39歳と、「大台」を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結し、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を描く完全オリジナルのヒューマンラブストーリー。木南晴夏と畑芽育が川口の姉と妹役を演じる。

29歳の大庭七苗(川口)は、仕事に打ち込むあまり恋愛から遠ざかり、自分の今後について思い悩むなか、過去の記憶を失くした謎の青年、コウタロウ(松下洸平)と出会った。2人はすぐに惹かれ合い、ある日、七苗に片思いする幼なじみの高木陽太(木戸大聖)は、2人がキスしているところを目撃してしまい、動揺する彼の背中に三女の八海(畑)が抱きついた。また、夫から別れ話を切り出された長女の六月は、離婚届を提出。涙する彼女を会社の部下、松嶋朔(井之脇海)がそっと抱きしめた。そんななか、七苗は「まだ29歳」と勢いで会社を辞めた。

「9ボーダー」第5話振り返り

実家の銭湯「おおば湯」の赤字経営発覚後、立て直しを図るため、さまざまな銭湯に通って研究を始めた七苗は、コウタロウとの満ち足りた日々を過ごしていた。ある日、コウタロウが住むマンションで水漏れが発生。修理の間、七苗とコウタロウが同居することになった。コウタロウは、戸籍を作ってやりたいことや「夢」を見つけるようすすめられるが、実家の立て直しに奔走する恋人の姿に「自分には先すぎて…」と寂しそうな表情を浮かべた。

七苗は銭湯再建に向けた融資を受けるため、徹夜で完成させた事業計画書を手に信用金庫へ向かったが、リニューアル後の集客が見込めないと融資を断られ、元気をなくしていた。そんな彼女を、行きたいところがあるから一緒に来て欲しいとスーツ姿のコウタロウが誘い出し、清楚なワンピースに着替えた七苗を高級レストランへ連れて行った。そこは、七苗が自身の「やりたいことリスト」に行きたいレストランとして書き込んでいた場所だった。

食事を楽しんだ七苗は、自分の夢について自問していたことを明かし、けっして大げさなものではなく、きれいな景色を見るなど「ほんのちょっと気持ちが動くことを探せればいい」と悩むコウタロウに伝えた。コウタロウも、毎朝コーヒーを淹れ、それを飲んだおおば湯のみんなの一日が始まるときが楽しいと微笑んだ。

これまで特にやりたいことが見つからなかった八海は、自分の気持ちを陽太に伝えたことで気持ちが吹っ切れ、「何かをやりたくなった」と、辻本あつ子(YOU)のバルで働くことになった。また、松嶋から告白された六月は彼に惹かれていると認めたが、「今の状況では…ごめんなさい」。すると、就職するまで世界各国を巡り、海外で仕事をするという夢がある松嶋は、思い切って「一緒に海外に行きませんか?」と六月を誘った。そんなとき、突然、おおば湯の店主で三姉妹の父、五郎(高橋克実)が帰ってきた。

第6話あらすじ

失踪していた五郎が、謎の少年(齋藤潤)と共に帰ってきた。経営難のおおば湯をなんとかするために全国の銭湯を巡ってヒントを探していた五郎は、旅先で出会った銭湯に興味があるという少年をおおば湯で働かせたいと思い、連れて帰ってきたのだという。

七苗たちは、五郎のマイペースさに苛立ちながらも、少年を迎え入れる。しかしその少年は何か訳ありの様子で、頑なに心を閉ざしていた。

そんななか、五郎は七苗たちが進める「おおば湯リニューアル計画」に難色を示す。

[タイトル]金曜ドラマ『9ボーダー』

[放送日時]毎週金曜よる10:00~10:54

■番組概要

19歳、29歳、39歳と、各年代のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、それぞれの年代特有の悩みにぶつかりながら仕事に恋に立ち向かい、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を描く完全オリジナルのヒューマンラブストーリー。