スクウェア・エニックスは22日午前0時、「キングダムハーツ」シリーズを6月14日からゲームプラットフォーム「Steam」で配信することを記念して、YouTubeで最新トレーラーを公開した。日本向け動画ではシンガー・ソングライター、宇多田ヒカルの「光 (Re-Recording)」が、海外向けでは同曲の英語版「Simple And Clean (Re-Recording)」が流れて、国内外で大きな反響を呼んでいる。

「キングダムハーツ」はディズニーキャラクターが登場するアクションRPGで、昨年末までの世界累計販売が3600万本を超える人気シリーズ。2002年3月にPlay Station 2で発売された第1作のテーマ曲が、宇多田の「光」(国内版)と「Simple And Clean」(海外版)だった。

最新トレーラーで流れたのはこれらの再録版で、宇多田は「『光』/”Simple and Clean”の新しいバージョンは、私が22年前に書いた曲ではあるけど、違う場所、違う視点から発せられています。黙想的で思慮深く、もっと優しい。人生に勝ち負けはなく、あるのは経験から得るもの。世界中の多くの人がキングダムハーツを通して受け取ったものに思いを馳せつつ、ここからまた始まることを楽しみにしてます」とコメントを発表した。「光 (Re-Recording)」は先月発売されたベストアルバム「SCIENCE FICTION」に収録。また「Simple And Clean (Re-Recording)」は最新トレーラーの公開と同時に各音楽配信サービスでリリースされた。

音楽に合わせて「キングダムハーツ」の物語を振り返るトレーラーを視聴したX(ツイッター)のユーザーは「ちゃんと時系列順にゲーム紹介してくれるなんて優しすぎる。そして新しい宇多田ヒカルさんの『光』良かった」「このバージョンはボーカルがとにかく透き通って聞こえる感じなのよね」などと絶賛するコメントを投稿。海外でも「聞くだけで泣いてしまう」「どんなに感動的なゲームだったかを思い出した」「聞き飽きない名曲だ」と好評の声が多数を占めた。