女優の広瀬アリスが主演を務める連続ドラマ「366日」(フジテレビ系、月曜後9・0)の最終話が17日、放送され、主人公の雪平明日香(広瀬)と元恋人の水野遥斗(眞栄田郷敦)がずっと一緒にいることを選び、視聴者から歓喜の声が上がった。

HYの名曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリーの「月9」。高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を思い続ける姿を描いた。遥斗は第1話(4月8日放送)のラストで頭を打つ事故に遭い、記憶を喪失。明日香は、そんな彼に甲斐甲斐しく尽くしてきた。退院後、職場に復帰した遥斗も戻らない記憶の穴埋めをするかのように明日香に気を使ったが、お互いが限界を迎えてしまい、2人は「友達に戻る」という道を選択。第10話(10日放送)では、大阪転勤を控える遥斗に、明日香が改めて告白するが、遥斗は「できない…」と回答していた。

最終話では、看護師の宮辺紗衣(夏子)から記憶が戻っているのではと問われた遥斗がそれを認め、明日香のことを好きだったことも思い出したと告白した。しかし、また気を遣われることやがっかりされることが怖く、明日香とやり直しすることを決断できずにいた。そんななか、明日香と遥斗は、高校時代の同級生、下田莉子(長濱ねる)と小川智也(坂東龍汰)の結婚式に出席。遥斗は自分が大阪に転勤する日に、明日香がチャリティーコンサートで演奏することを知った。

コンサートには智也、莉子、吉幡和樹(綱啓永)ら高校の同級生たちが集まっていたが、遥斗は来ていなかった。明日香が演奏を終え、ふと入口の方を見渡すと、そこに拍手をする遥斗がいた。明日香は衝動的に遥斗に駆け寄り、遥斗はそんな明日香を外にエスコート。そして「やっぱり明日香と一緒にいたい」と抱きしめた。明日香も涙を流し、「一緒に泣いて…、一緒に笑いたい」と応えた。

ラストで物語は2028年に進み、2人は、思い出の場所である、桜満開の川沿いにいた。2人の間には開斗という男の誕生しており、ハッピーエンドを迎えた。視聴者からは「スッキリした最終回だった」「いきなり子供おるやんw いや、おめでとう」「366日円満に終わってうれしい」「月9らしくハッピーエンドで終わってよかった」といったコメントが寄せられた。