(岩田太郎:在米ジャーナリスト)

合理的な説明がつかない「歓迎ムードの高まり」

 秋篠宮皇嗣殿下の長女の眞子内親王(29)と「ご結婚」が予定される小室圭氏(30)が10月18日に赤坂御用地を訪問し、秋篠宮殿下と今後の打ち合わせを行ったと報じられた。松野博一官房長官は同日、「末長いご多幸と、皇室の一層の繁栄をお祈り申し上げる」と述べ、政府としての祝意を表明した。

 その前日、宮中祭祀の「神嘗祭賢所の儀」に参列するため皇居の半蔵門を通過された内親王に対し、沿道の女性から「眞子さま、お幸せに」と声が上ったと時事通信は伝えた。フリーアナウンサーの宮根誠司氏も、「覚悟の上で決意されて眞子さまが結婚を選ばれて、なおかつお2人で会見されるとまで仰っているんだから、これはもう『祝福しようよ』ということになると思う」と述べ、反対の多い世論が根負けして折れ、変化すると予想した。

 また、調査手法が明らかにされていないテレビ朝日の世論調査によれば、「ご結婚を祝福したい」との回答が全体の61%を占めた。同局は、「歓迎ムード」の高まりだと分析している。一方、Newsポストセブンは宮内庁担当記者の話として、「結婚すれば眞子さまは皇族から一般人となり、新生活は米国で送る予定になっていますから、渡米後はネットでの誹謗中傷も減っていくでしょう」との見解を伝えた。

 だが、実際に歓迎ムードが6割以上で大多数を占め、批判的意見が減っているならば、なぜ結納に当たる「納采の儀」や結婚の期日を告げる「告期の儀」、天皇陛下へのご挨拶である「朝見の儀」や結婚式がすべて取り止めとなり、約1億4000万円の一時金の支給が辞退されなければならないのかという合理的な説明がつかない。それだけ多くの国民からの支持があるならば、堂々としておればよいからだ。