日本インカレできらめいた大学院生、男子100mは木梨嘉紀が地元V、女子100mハードルは島野真生が13秒02の学生新V

JBpress6/12(木)11:05

女子100mハードルで島野が学生新V

 女子100mハードルでも大学院生が大活躍した。日体大時代に“1年生V”を飾っている島野真生(日女体大M2)だ。

 まずは準決勝1組で13秒15(+1.0)をマークして、悠々と大会記録(13秒23)を塗り替えた。そして連覇を目指す本田怜(順大M2)との“同学年対決”になった決勝でさらにタイムを短縮させる。

 序盤は本田に先行されるも、中盤以降で抜け出して、3回目の優勝ゴールへ。タイムは13秒02(−1.8)。自身が保持する学生記録を0秒02塗り替えた。2位は本田で13秒12、3位は高橋亜珠(筑波大3)で13秒35だった。

「大学院2年生なので自分のなかではこういう大会に『出させていただいている』という気持ちの方が強いです。また本田さんがいることで自分も頑張れるところはあるんですけど、彼女との対決より、過去の自分との対決かなと思いました」

 東京高でインターハイの優勝を経験している島野。日体大では1年時と4年時に日本インカレのタイトルを獲得したが、「先生に言われたことを頑張ってはいたんですけど、大学生として頑張れていたかというと違うかな」と振り返る。そして大橋祐二コーチの指導を希望して日女体大院に進学した。

 昨季は大学時代の自己ベスト(13秒31)を更新できなかったものの、今季は大躍進。日本学生個人選手権を13秒10で制すと、織田記念で13秒04の学生新記録を樹立。1週間前の布勢スプリントでは追い風参考ながら12秒93(+3.0)をマークした。

 最後の日本インカレで学生記録を塗り替えたが、「大橋先生と100点のレースではなく、『やんわり』という感じでもベストは出るんじゃないかと話していました。ただ課題にしていた7〜9台目でちょっと力が逃げてしまったと感じたので、そこをもうちょっと踏みたかったですね。思い通りの走りができれば12秒台は出るかなと思っていたので、13秒02は『もうちょっとだったな』という気持ちが大きいです」と反省点を口にした。

 それでも新たな環境で島野は輝きを増している。

「大学院1年生のときに大橋先生から『まだ大学2年生みたいだね』と言われるくらい未熟でした。先生に頼ってしまう部分が多かったんですけど、自主的になりましたし、一人で行く試合も何度かあって精神的にも成長したかなと思います」

 次のターゲットは7月上旬の日本選手権。これまで一度もファイナルに進出していないが、日本人8人目の“12秒台”へ。大人になった島野がチャレンジする。

(酒井 政人)

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