世界的なコロナ・パンデミックにも防疫で見事に成功したとの評価を得てきた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、コロナ・ワクチンの早期確保に失敗したことで政治的危機に直面している。政府の防疫政策に対する非難が高まっている中、韓国国民の間では、文在寅大統領のワクチン接種をめぐり、ある陰謀論が渦巻いている。

アストラゼネカ製か、ファイザー製か

 4月30日、文在寅大統領夫妻は、ソウル鍾路区保健所を訪れ、アストラゼネカ(AZ)・ワクチンの2次接種を行った。韓国の保健当局では、AZワクチンの接種間隔として11〜12週を推奨しているが、文大統領夫妻は3月23日の1次接種からわずか約5週間後に2次接種を受けたのだ。

 これについて大統領府は、「5月21日に予定された米韓首脳会談の日程に合わせるために2次接種の日程を繰り上げた」と説明しているが、韓国のネット上には1次接種の時と同様に、「ワクチンのすり替え」を疑う主張が多数上がっている。

「AZは8〜12週が推薦間隔でファイザーは3〜6週。5週間後に接種を受けたとしたら、果たしてどっちなんだろうね。国民をバカだと思っているんだな」

「大統領の訪米を遂行する青瓦台(大統領府)や外交通商部(外交部)の職員は全員がファイザーを接種したというニュースがあった。大統領だけがAZを接種したという話を信じろとでもいうのか? 正直に言ったらどうだ?」

「2次接種の時期を見れば、(大統領が)どんなワクチンを接種したのかが分かると予言していたYouTuberがいた。やっぱりうそをついていたのか!」