すでに韓国内でワクチン接種をしてから2週間経過した場合、出国して帰国した後にPCR検査で陰性判定が出れば「隔離措置」を免除することを決めた。

 さらに、5人の以上の会合禁止などの措置を免除することなども検討している。

「こういうインセンティブより、ワクチン接種の意義についてさらに説明して、説得することの方が重要ではないか。私はしばらく様子を見る」(大企業の社長)という意見も少なくはない。

ノーショー対策

 2つ目は「ノーショー」問題だ。ワクチン接種の予約をしても、事前に連絡がなく接種のために現れないということだ。

 メディアなどで話題になるが、関係者によると「日によっては10%以上も来ない接種会場もある」という。

 なぜこんなことが起きるのか。

 ワクチン接種後の副反応などに対する不安などから「当日に行くのをやめてしばらく様子を見る例が少なくない」(ソウルの医師)。

 特に、日米では、ファイザーやモデルナのワクチンを接種しているのに、韓国ではアストラゼネカのワクチン接種が多いことへの不安が少なくない。

 欧州などで接種後に血栓ができた例があったとの報道があったことに敏感に反応している。

 数日前も朝、KBSのラジオニュースショーを聴いていたら野党の国会議員が電話インタビューの際「アストラゼネカのワクチンは安全性に問題がある」という趣旨の話をして、「政府批判のために、そういう科学的な根拠のない話をするのは適切ではない」という司会者と言い争いになった。

 5月27日に大規模接種が始まるのを前に、韓国政府はネイバー、カカオの地図検索サービスと連動させて「ノーショー」で発生する余剰ワクチンを無駄にせず接種できる予約システムを稼働させる。