ワクチンは届き始めたが…

 3つ目は、ワクチン確保だ。

 韓国では4月まで1日30万回ほど接種をしていたが、5月に入って接種回数が激減している。ワクチン在庫がなくなったのだ。

 韓国政府は5月3日、上期(1〜6月)のワクチン調達計画を詳細に明らかにして国内の不安感払拭を図った。

 6月末までに1832万回分のワクチンを確保できるという説明だ。

 韓国政府は、「ワクチン調達には問題がない。政府を信頼して予約をしてほしい」と繰り返す。

 900万人に対して予約を取り始めたが果たしてきちんと接種が進むのか。

 十分なワクチンを確保したが、予約、接種がなかなか進まない日本と、ワクチンは後で確保するからとどんどん予約を取る韓国。対照的なワクチン接種プロセスだ。

 5月12日、ファイザーのワクチン43万8000回分が韓国に届いた。今後毎週届くという。

 さらに13日に、アストラゼネカのワクチン83万5000回分も届いた。6月初めまでにさらに723万回分が届き、合わせて806万5000回分のアストラゼネカワクチンも確保できるという。

「本当にきちんと届くのか? 届いてみなければ分からないが、政府の詳細なワクチン調達計画が出ているのだから、信じる以外手がない」(韓国紙デスク)

 韓国政府は、民間企業と協力してワクチンの韓国内での生産を進める方針だ。