韓国海軍が計画しているCVXは以前よりたびたび取り沙汰されていたが、今回の展示会では新たにデザインされたCVXの模型なども展示された。韓国海軍は、以前本コラム(「韓国が海軍大増強へ、一体どこと戦うつもりなのか」)でも触れたように、航空母艦、リチウム電池潜水艦、原子力潜水艦、それにアーセナル艦(ミサイルや火砲を多数搭載し強力な攻撃力を保有した軍艦)などの保有を目標に掲げているが、とりわけCVXの開発には積極的である。

 韓国海軍が計画しているCVXは、強襲揚陸艦を拡大した軽空母に分類される航空母艦である。最大4万トン(全長265m、全幅43m)程度で、F-35B艦上ステルス戦闘機16機と各種ヘリコプター8機を運用する。航空要員を除いた乗組員は440名。探知距離300kmのSバンドレーダーシステムと、より短距離探知用のXバンドレーダーシステムを備え、それらと連動するK-SAAM艦対空ミサイルを装備する。建造費は20億米ドル、運用コストは毎年4500万米ドルと見積もられている。

 韓国海軍などの空母推進派によると、CVXを韓国海軍が手にすることにより、韓国のシーレーン防衛能力が強化され、北朝鮮に対する抑止能力も強化されるため、韓国の防衛力は強固なものになるという。それに加えて人道支援活動や災害救援などでも活躍が期待されるという。