(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

「韓国の文在寅政権が任期切れ間際に必死で推す朝鮮戦争の『終戦宣言』は、北朝鮮の軍事脅威を高める危険な措置であり、とくに日本への悪影響が大きい」

 米国の朝鮮問題の権威からこんな警告が発信され、バイデン政権に対しても文政権の動きに反対するよう強く訴えた。

「終戦宣言」実現に必死の文在寅大統領

 11月29日付の「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、ワシントンの大手研究機関「アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート(AEI)」の上級研究員、ニコラス・エバースタット氏による「韓国は平和でない時に平和宣言を求めている」と題する論考を掲載した。同論考の副タイトルには「韓国政府は、北朝鮮の侵略を抑止しない空疎な言葉の宣言にバイデン政権も同調させようとしている」とあり、最近の文在寅政権の動きを厳しく非難していた。