(数多 久遠:小説家・軍事評論家、元幹部自衛官)

 9月21日、ロシアのプーチン大統領が部分動員を発表しました。その理由は、当然ロシアの兵力不足にあります。

 ロシアは、発表されている30万人の動員ではなく、100万人を超える大規模動員により戦況を打開することを狙っていると見られ、すでに兵役経験者を中心に各地で動員が始まっています。

 しかし、ウクライナはすでに次の手に着手している可能性があり、ロシアの動員は手遅れかもしれません。

 以下では、今回の動員の背景と予想される戦争の展開について考察します。

ウクライナによるハルキウ攻勢、塹壕主体の防御陣地を突破

 9月6日に開始されたウクライナ軍によるハルキウ反攻は、現時点ではまだ詳細が明らかではありませんが、戦史に残る突破、包囲戦術だったことは間違いありません。

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